ルイス・ハミルトンは、2015年のラスト3戦で調子を落としたことを認めながらも、今シーズンに好調なスタートを切れると自信を持っている。2015年のアメリカGPで3度目のワールドチャンピオン獲得を決めたルイス・ハミルトンは、その後3戦をチームメイトのニコ・ロズベルグに次ぐ2位で終えた。ルイス・ハミルトンは、2015年の終盤は集中力が少し切れていたが、3月の開幕戦オーストラリアGPからは絶好調で戻ってくることを疑っていない。
「正直、去年のチャンピオンシップで勝利し、戦いの緊張感から解放されてからは心構えが変わり、これまでのキャリア以上にシーズン末を楽しんでいた。マシンの中でも、外でもね」とルイス・ハミルトンはコメント。「それでも現場に行ってチームのためにポイントを獲得するという仕事はしていた。今年のスタートがどうなるかはこれからだ」「メンタル面はとても強いと思っているし、調子を取り戻そうと固く決意している。とにかく勝ちたいという思いが僕のDNAだ。だから、自分自身を立て直すとか、漠然としたところからモチベーションを取り出そうとするわけではなく、ありがたいことにただそこにある。今年は間違いなくこれまで以上に激しい争いになるし、自分の前にやってくる全てのことに対処できるようにこれまで以上に強い自分でいると確信している」ルイス・ハミルトンの不調により最後の3戦すべてを制したニコ・ロズベルグは、シーズン末にルイス・ハミルトンが不調だったか順調だったかは気にしていないと述べた。「彼に注目していたわけではないので、よくわからない。僕は全員を倒すことに集中していたし、フィンランドの“シス”と呼ばれるファイティングスピリットとともに、シーズンで一番厳しかったオースティンからカムバックできてとても嬉しかった」「強力なバトルに戻るのは難しかったけど、そこから全てのレースに勝利した。そのことを嬉しく思っている。他の人がどうだったかは僕にはわからない」「良い結果が続いたことは、より自信を持った新シーズンに向うという意味で役に立った。それは良いことだし、満足もしているけど、そこからは新しいシーズンで新しいマシンだ。タイヤもちょっと違っているし、ただそれを続けるとわけにはいかない。新しい状況で、全員がゼロからスタートする。でも、僕は前向きだ」
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