ハースF1チームのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、ワールドチャンピオンのレッドブル・レーシングのパフォーマンスにもかかわらず、レッドブルのデザインからインスピレーションをすぐに受けることを拒否している。ギュンター・シュタイナーは、F1マシンのデザインについて単純ンにレッドブルの後追いをすることに注意を促し、ハースF1チームはそれが自分たちにとって有益であると「100%確信」できるまで待つと主張している。
2023年の開幕戦でレッドブル・レーシングが圧倒的な強さを見せたことで、多くの人々が今シーズンの開発計画を見直すことになり、かつてのライバルであるメルセデスは、バーレーンでの初戦でW14マシンを「間違った方向」だと宣言したことが顕著だった。カルロス・サインツもサウジアラビアで大きく順位を落としたフェラーリにマシンデザインの方向性を検討するよう求めたが、チーム代表のフレデリック・ヴァスールはデザイン哲学の変更を否定した。また、アストンマーティンは2022年のスペインGPでRB18に似たデザイン特徴を持つクルマを製作し、レッドブルから批判を浴びた。しかし、ハースF1チーム代表であるシュタイナーは、マイアミGPの週末に、2023年のマシンに対する信念を強調し、デザインの見直しは2024年に行われる可能性が高いと述べた。「常に努力しており、我々もさまざまなコンセプトを試してきた。レッドブルがやっていることに完全に飛びつくことはできない。シャシーや冷却装置、ラジエーターがあるため、飛びつくことはできない」とシュタイナーはコメント。「その方向でさらに多くのことをしようとしているし、当然、誰もが何かをテストしようとしていると思うけど、それが一歩前進であると100%確信するまでは、なぜそこに行くのか?」「来年はどっちに行くべきかを評価しているが、今年はどちらかというと他の場所で空気を取り入れてみて、それがうまくいくかどうかを見ているようなものだ。だが、今のレッドブルのボディワークをそのままコピーしても、速く走れるわけではない。というのも、それを実現するためには、その周囲に多くの変更すべき要素があるからだ「来年はそこに行くかもしれないが、今のところ、ミッドフィールドにいる我々のクルマはまだかなり強いと思うから、あそこに行こうというパニック反応はない」「我々は成果を十分に発揮できなかったと言わざるを得まない。一部の人々が良い一日を過ごすように、我々も良い結果を得るだろう」ハースF1チームが2024年のマシンデザインを決定するのはいつかという質問にシュタイナーは「6月か7月」と答えた。