ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは、数年以内にテクニカルパートナーのフェラーリからより大きな「独立」を達成するかもしれないと語る。現在、ハースF1チームはアメリカとイギリスに小さな拠点を構えているが、チームの大部分はイタリア・マラネロのフェラーリのファクトリーの敷地内に拠点を置いている。
しかし、ギュンター・シュタイナーは、新型コロナウイルスの大流行が、ハースF1チームがより独立性を持って活動する計画を後退させたと語る。「我々はトランスミッションやサスペンションを独自に開発し、より独立したチームになることができる」とギュンター・シュタイナーはAuto Motor und Sportに語った。「2018年に初めてそれについて考え、行動計画まで用意した。数年以内にその目標に到達するはずだったが、2020年にパンデミックが起こり、大きく後退してしまった」「代わりに現状でどう生き残るかを考えなければならなかった。そのときには自律している暇はなかった」「今、我々は再びいかにして依存しないようにするかを考えている。新しいシーズンで何が起こるか見て、それから決めよう」「だが、2~3年後にはかなり可能性が出てくると思う」しかし、ギュター・シュタイナーは、現実的な理由から、ハースF1チームがアンドレッティのようにアメリカ本社を中心に活動する計画はないと主張している。また、メルセデスのようなビッグチームのように、23レースという長いカレンダーに対応するためにシーズンを通してスタッフを交代させるようなことはできないとも述べた。「多くのチームのリーダーはとても裕福だからレースに来なくても大丈夫なんだ。彼らは多くの部下を従えているからね」とギュンター・シュタイナーは微笑んだ。「だが、個人的にはレースに来るのがとても好きだ。一番好きな仕事だ」ハードワークをしているスタッフを交代させることについてギュンター・シュタイナーは「そのような予定はない」と答えた。「何人かは変わるかもしれないが、メカニックやエンジニアといった中心的なスタッフはずっと同じだ」
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