ハースF1チームは、F1オーストラリアGPでスペアシャシーがないことを明らかにし、水曜日の夜にカーフュー(夜間外出禁止令)を破り、ミック・シューマッハの車を組み立てた。ミック・シューマッハは、F1サウジアラビアGPの予選で大クラッシュを喫して、マシンは大破。ハースF1チームは、新車を作らないことを選択し、シューマッハは決勝を欠場した。
水曜日にアルバート・パーク・サーキットに到着したハースF1チームは、カーフューを破ってミック・シューマッハの車を組み立てた。しかし、ハースF1チームにスペアシャシーはないため、ミック・シューマッハとケビン・マグヌッセンが再びマシンを大破させるようなクラッシュを喫した場合は、決勝を欠場することになる。ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは「全員にとってはかなり大変だった」と木曜日の朝に語った。「昨夜、カーフューを破った。スタッフたちが今朝に向けて進めることを望んだためだ。今夜はカーフューを越える必要はない。良いポイントに到達するためにカーフューの1つを破る価値はあった」「現時点でできる限り多くの部品を持ってくる必要がある。これ以上持ってくることはでない。在庫はもうない。持ってこれるすべてをここに持ち込んでいる」「しかし、ここにはスペアシャーシやセーフティネットがないため、注意が必要だ。さもなければ、再び1台でスタートすることになるだろう!」ただし、ギュンター・シュタイナーは、ミック・シューマッハのサウジアラビアのシャシーを修理して、ハースF1チームのスペアパーツプールに入れることできると考えている。「昨日、シャーシが返送された」とギュンター・シュタイナーは語った。「基本的に、税関申告、事務処理のためにここに来なければならなかった。シンガポールで立ち往生していると思った瞬間にメールが届いた!」「修理のために戻されたので、スペアシャーシとして、イモラにむけて再び修理されることを願っている。大丈夫だと思う」「側面衝突構造を変更する必要がある。塗装する必要がある。小さなへこみがあるが、シャシーは修理可能だ」ミック・シューマッハのギアボックスはクラッシュに耐えられなかったが、ギュンター・シュタイナーはエンジンが生き残ったと語る。「これからファイヤーアップする必要があるが、すべてを圧力をチェックしており、フェラーリはとても満足している」とギュンター・シュタイナーは語った。