ハースF1の2021年のドライバーラインナップは“多かれ少なかれ”すでに決定されている。そう語るのはレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコだ。ヘルムート・マルコは、ドライバーマネジメントという立場上、どのチームが誰とコンタクトをとっているかを知っているとし、アルファロメオは2021年のドライバーとしてミック・シューマッハとキミ・ライコネンを起用するのは間違いないだろうと語っている。
レッドブルは、周囲が期待する成績を残せていないアレクサンダー・アルボンをサポートし続けており、ニュルブルクリンクでもヘルムート・マルコは「マックス・フェルスタッペンにはるかに近かった」と擁護していた。だが、もはやアレクサンダー・アルボンの他の選択肢を模索していることを否定いない。「急いではいない。英語でもドイツ語でも、いつも我々のコックピットに結びつけられているドライバーは二人とも獲得可能だ」とヘルムート・マルコはコメント。これは明らかにニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスに言及していると思われる。「私が知っている限り、他のシートのすべてはほぼ占領されている。ハースのコックピットは誰にとっても興味深いものというわけではないが、それら二つのシートは多かれ少なかれ占領されている」このヘルムート・マルコの発言は、現在のハースF1のドライバーであるケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンの二人が放出され、2020年にニキータ・マゼピンとカラム・アイロットもしくはロバート・シュワルツマンのいずれかに置き換えられるとの推測と一致している。それはまたセルジオ・ペレスがもはやハースF1のレーダーにないことを意味する。来年のマックス・フェルスタッペンにとって、ニコ・ヒュルケンベルグもしくはセルジオ・ペレスはより良いチームメイトになるだろうかと質問されたヘルムート・マルコは「我々はチームにとってより由某なドライバーを選ぶ」と語る。「それが我々が彼らについて非常に正確に分析している部分だ。我々がどちらを好むかというわけではなく、全体的なパッケージのなかで誰が優れているかが重要だ」「アルボンがどのように発展するかを見ていくつもりだ。フェルスタッペンとハミルトンはレベルとして抜きんでており、そのあとルクレールが来る。彼があのフェラーリでいかにうまくドライブしているかは印象的だ」