福住仁嶺が、GP3開幕戦バルセロナのレース1で優勝。GP3初勝利の喜びを語った。シリーズ参戦2年目となる福住仁嶺は、予選から好調さを見せる。惜しくもポールポジションを逃した福住仁嶺だったが、予選2番手から絶好のスタートを切り、第1コーナーまでにトップに立つ。ポールポジションからスタートしたチームメートのジャック・エイトキンが福住仁嶺の背後に迫り、2台による接近したトップ争いでレースは始まった。
1秒差以内の緊迫した戦いが、レース終盤を迎える16周目まで続いたが、エイトキンはトラブルに見舞われスローダウンし、ピットに戻ってリタイアとなった。これにより福住は後続を5秒以上離した独走状態になり、その後も安定したペースで走行し、22周のチェッカーフラッグをトップで受けた。福住仁嶺 (レース1優勝)「いろいろラッキーな面もあったと思いますが、最初のレースで、ルーキーのドライバーたちがまだ慣れていない中で勝てたのはよかったですし、できることはやり尽くしたという感じです。スタートはうまく決まりました。練習ではずっとダメで、ヤバイと思っていたので、自分なりに意識していろいろトライしたことがうまくいきました。トップに立って、タイヤをマネージメントしながら走っていましたが、後ろからエイトキンが詰めてきていたので、攻めるところは攻めて走りました。(エイトキンがトラブルでいなくなるまでの)後半5周は、かなり詰められていたので怖かったですね。エイトキンはチームメートなので、彼の結果は少し悲しい思いもあります。後ろから攻められている時よりも、彼がいなくなってからの方が『早くチェッカーになってくれ』と思って、とても長く感じました。一番うれしかったのは表彰台に上がり、君が代が流れた時です。今日勝てたのはよかったですが、シーズンのことを考えるとまだまだこれからで、明日のレース2も取りこぼさないようにしないといけないですね。シーズン開幕戦で大きな1歩を踏み出せたのは本当によかったですし、改めてチームやサポートしてくれる方々に感謝したいと思います」関連:【GP3】 開幕戦バルセロナ:福住仁嶺がレース1で優勝!
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