メルセデスのジョージ・ラッセルは、体調不良により2025年F1アゼルバイジャンGP開幕前のメディアデーを欠席することになった。本来であれば木曜日にFIA主催のドライバープレスカンファレンスに出席する予定だったが、F1パドックには姿を見せず、メディア対応をすべて回避する。
メルセデスはラッセルが金曜日のバクーでのフリー走行までには回復する見込みだとしている。「ジョージは体調不良のため、残念ながら本日はサーキットに来られません。明日からの走行に備えて静養しています」とメルセデスはCrash.netを含むメディアに発表した。ラッセルの病状についてメルセデスはこれ以上の詳細を明らかにしていない。木曜のドライバープレスカンファレンスには、メルセデスのチームメイトであるキミ・アントネッリが代理として出席する。ラッセルの契約問題ラッセルはまだメルセデスとの契約延長に署名していない。一方で、マックス・フェルスタッペンは少なくとも2026年までレッドブルに残留することをすでに確約している。ラッセルとアントネッリの両者は今季末で契約が満了となるが、来季もメルセデスに残留すると広く見られている。オランダGPの場で、トト・ヴォルフは「我々はこのまま続ける。当然だ」と述べ、両ドライバーの継続起用を強調した。「大きなニュースになるようなことはない。やることは決まっている。我々は2人と共に続ける。もちろんだ」とヴォルフはCrash.netを含むメディアに語った。「ジョージについては、移動やマーケティングデーの最適化、何時間を割くかといった部分を調整したい。彼は経験豊富なドライバーだから、そういう点を話し合うことは重要なんだ」ロズベルグの見解元メルセデスドライバーのニコ・ロズベルグは、ラッセルがヴォルフとの交渉で“同じ土俵で戦っている”と指摘する。「トトとの交渉は最悪だ。こちらが条件改善を求めても、彼は姿を消してしまう。全然話をさせてくれない。本当にひどい。僕はすごく苦しんだ」とロズベルグは『The F1 Show』ポッドキャストで語った。「でも今は、ジョージがトトに逆のことをやっている。トトの手口をそのまま返している感じだ。ジョージは契約のいくつかの条件に満足していないようだ。彼はメルセデスのジュニアだから、当然ランド・ノリス級の給与ではない。まったく遠く及ばない。だがジョージはランドと同等だと感じている」「ジョージはランドと同じレベルで走れるし、マシンがあればレースやチャンピオンシップにも勝てる。だから当然、そこに大きな差があるのは公平じゃないと感じるだろう」
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