FOTAチームの関係者が、マックス・モズレーの予算制限案にかわる「コスト規約文書」を明らかにしはじめた。FIAは、新コンコルド協定がまもなく締結されることを示唆している。これまで、コスト規約文書の中身は明らかにされてこなかったが、次第にその内容が明らかになってきた。
トロ・ロッソのフラント・トスト代表は、2010年は空力パーツは3回しか変更できないと語る。「例えば、フロントウイングやリアウイングは承認制となる」「新たな変更は3回目で可能だ。フロアやモノコック、衝突構造も1種類だけとなる。FOTAはかなり優れたプログラムを用意した。これによって、コストが削減できると思う」レッドブルのクリスチャン・ホーナーとフェラーリのステファノ・ドメニカリは、レースに参加するチームスタッフの数を制限することを明らかにした。ドメニカリは、ファクトリーにはスタッフ数制限は適用されないとしている。「レースに参加する人数を減らすことに取り組んでいるとしか言えない」「それ以外のことは、チーム内での取組みだ。誰もがそれぞれの組織を持っているので、他チームと同じことをするように命じることはできない」ホーナーは、例えばテスト禁止や夏のファクトリー閉鎖などFOTAのコスト削減に対する取組みは、来年参戦する3チームに対する準備になると考えている。「F1は責任ある対応をとっていると思う。新チームが来年参戦するのは前向きなことだ。導入されるリソース制限がなければ、彼らの参戦は不可能だっただろう」
全文を読む