フォーミュラEが、北極圏氷冠を走り、再び新しい場所を切り開くことになった。最も温暖な年という記録となった今年、北極圏では流氷となった量が史上最高レベルとなった。この危機的な状況を広めるために、フォーミュラEは、モナコ皇太子、ジュリアスベア、Visa、DHL、シェフラーなどと共に壮大なイベントを行った。排気ガスゼロであるフォーミュラEカーをシリーズのスターであるルーカス・ディ・グラッシが北極圏氷冠をドライブした。
イベントはグリーンランド政府の協力により、気候変動への対応のための認知活動ができることになった。氷冠が解ける事についてより学ぶために、フォーミュラEはイギリスの国立サウサンプトン大学とチームを作り、新しいプロジェクトを発表した。気候変動が北極氷床をどのように壊しているか理解進めるためのプロジェクト、#ProjectIce (プロジェクトアイス)アドベンチャーを発足し、調査遠征中、フォーミュラEのCEOはグリーンランドの沖の氷山の1つに追跡機器を埋めた。この機器を使用し、リアルタイムで氷山移動を観察する。8月の初旬に追跡機器が設置された時、その位置はグリーンランドの西海岸沖だったが、ゆっくりと海岸線にそって降りてきており、今は湾内側に入っている。どのような影響が海面上昇にあるか更に理解するため、サウサンプトン大学は引き氷山の移動の観察をする。機器自体の寿命は4−5年と言われている。2番目の追跡機器は分離した氷山に来年の夏までに設置し、1つの氷山になる前に氷山がどのように移動するかさらに詳しい観察ができるようにする。アレハンドロ・アガグ(フォーミュラE、CEO)「私には4人の子供がいます。地球の未来は、環境と気候に対して、どうのように人間が生活するかによります。ですから気候変動とって、取組むこと、制御すること、対峙すること、これらが非常に重要になり、私たちみんなにできることがあると思います。我々はモータースポーツのためにしていることがあります。皆さんも自分たちの生活の中でできることがあります」ルーカス・ディ・グラッシ(フォーミュラE、準優勝ドライバー)「本当に美しく、平和な場所でした。ここに来てどれだけ氷冠が広大か見ました。そして地球温暖化がどのような変化を与えているのか、氷を溶かしているのか、自分たちがしているフォーミュラEとは全く違う角度で理解すること、電気自動車を運転することの重要性が分かりました」ジェーン・ハート(サウサンプトン大学教授)「気候変動やその影響に対抗するために、かなりの技術的な進歩が必要になってきます。フォーミュラEは新しい自動車に関しての最先端研究のいい例で、サウサンプトン大学が研究している多くのことと関係があります。お互いに情報交換し、私たちの研究のみならず国民が科学技術の理解を深めることに役立つようにしたいと思います」


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