2024年 フォーミュラE 第5戦 東京E-Prixの決勝が3月30日(土)に東京ビッグサイト周辺に設置されたコースで開催され、2万人の観客が来場したことをFormula E PR事務局が発表した。日本初の本格公道レースとなったフォーミュラE東京大会。“電気自動車のF1”と称されるフォーミュラEが日本に初上陸し、国内での
フォーミュラE 東京E-Prixは前売りチケットと追加チケットが即完売。また、東京ビックサイトには無料で入場できるイベントスペース“ファンビレッジ”が設置された。翌週に鈴鹿サーキットでF1日本GPを控えていることもあり、F1ドライバーの角田裕毅、ハースF1チーム代表の小松礼雄、HRC社長の渡辺康治社長など、多くのモータースポーツ関係者が来場。決勝前には、開催に尽力した小池百合子東京都知事に加え、岸田文雄首相もサプライズ観戦に訪れ、「未来の夢を楽しみましょう」とスピーチ。選挙戦が近いこともあり、PRの場ともなった。東京都は2050年までにCO2排出実質ゼロを達成することを目標とした気候行動計画を立てており、フォーミュラE開催は、国内でのゼロ・エミッション・ビークル(ZEV)イニシアチブの普及も期待された。フォーミュラE東京大会は、マセラティのマキシミリアン・ギュンターが初代ウィナーに輝き、母国グランプリとなった日産のオリバー・ローランドが2位表彰台を獲得した。