フォース・インディアは、2018年のリザーブドライバーとしてメルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルとの契約に近づいていると報じられている。今年GP3のチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセル(19歳)は、F1ブラジルGPのフリー走行1回目にセルジオ・ペレスに代わってフォース・インディアを走らせてF1グランプリデビューを果たした。
29周を走行したジョージ・ラッセルは、同じメルセデスの育成ドライバーであるエステバン・オコンから0.5秒差というパフォーマンスを発揮し、ハース勢やルノー勢を上回る12番手タイムを記録した。フォース・インディアは、メルセデスとの交渉を進め、長期的にジョージ・ラッセルを確保することを望んでいる。フォース・インディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーは「彼がリザーブドライバーに就任しない理由はない」と Autosport にコメント。「重要なことは、長期的に確保可能かどうかだ。短期的ではない」「メルセデスと我々にとってもウィンウィンな関係だ。エステバンでも同じことが起こった」「彼らには契約を結んでいるドライバーがあり、それは我々のプログラムにも彼らのプログラムにもフィットしている。そういったケースは常にあることではない」「エステバン、そして、今はジョージという可能性がある我々は運がいい」ブラジルでの90分の走行で好印象を与えたジョージ・ラッセルは、最終戦アブダビGPでもエステバン・オコンに代わってフリー走行1回目に走行することが決定している。「週末の彼のパフォーマンスは素晴らしかった。彼は非常に落ち着いていた」とボブ・ファーンリーはコメント。「我々は走行からかなりのことを学ぶことができたし、それだけでなく、シミュレータープログラムでもそうだ。彼がシミュレーターでやったことはトラックに移行されており、我々は全体的に比較を行うことができる」「彼はシミュレーターで膨大な時間を過ごしているわけではないが、彼に対する良い全体像を掴むには十分だった」「彼はブラジルのトラックに行ったことがなかったし、マシンで走ったこともなかった。今後は両方とも経験のあるアブダビに彼を連れていく。それは彼にとって興味深い評価になるだろう」「ジョージは、非常に自分に自信を持った魅力的な若者であり、多くの点でエステバンに似ている」ジョージ・ラッセルのリザーブドライバー就任についてのメルセデスとフォース・インディアの契約はクリスマス前には完了すると期待されている。