フォース・インディアは、まもなくセルジオ・ペレスと2018年の新たな契約を結ぶことになりそうだ。セルジオ・ペレスは、夏休み前最後のレースとなったF1ハンガリーGPで、2018年の動向については今月末のF1ベルギーGPまでにはっきりさせておきたいと述べていた。フォース・インディアは、今年も好調を維持ており、セルジオ・ペレスは、同チームで5年目のシーズンを迎えることに前向きだ。
昨年、フォース・インディアはチーム史上最高位となる4位でシーズンを終えているが、今年もそのポジションを維持。ノーポイントに終わったレースはF1モナコGPのみであり、5位のウィリアムズに60ポイント差、3位のレッドブルとは83ポイント差に位置している。セルジオ・ペレスは、ドライバーズランキングでトップ3チーム以外の最上位となる7位につけている。 ここ数年、ルノーやフェラーリ移籍の可能性も噂されていたセルジオ・ペレスだが、フォース・インディアとの契約延長の話し合いはすでに進んでいる。なお、今年からチームメイトとなったエステバン・オコンは複数年契約となっている。「セルジオとまだ正式な契約は結んでいないが、近い将来に行われることになるだろう」とフォース・インディアのCOOを務めるオトマー・サフナウアーはコメント。「スパまでには完了すると思う。ドライバーは2人とも変わらない可能性が高い。だが、まだ両方とサインを交わしたわけではないので100%とは言えない」オトマー・サフナウアーは、同じドライバーラインナップで2018年を迎えることは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルを追い上げることを狙っているフォース・インディアにとってパフォーマンス向上につながると考えている。 「より多くのことを学んでいくほど、ドライバーは良くなっていくと考えている。メルセデスもエンジンを毎年アップグレードするので、そそこも良くなるはずだ。我々が短期的にできる改善点もある。来年はもう少しトップ3に近づけることを願っている」 セルジオ・ペレスがフォース・インディアに残留する可能性は高いが、もし契約が成立しなかった場合、メルセデス育成ドライバーでザウバーでの将来が不確実なものとなっているパスカル・ウェーレインの起用を検討する可能性もあるとオトマー・サフナウアーは認める。「プランBは常に用意しておかなければならない。何らかの理由でチェコ(ペレス)と契約できなかった場合、そんなことはないとは思っているが、ウェーレインを含め、周囲に目を向ける必要が出てくるだろう。彼はそれほど悪くない!」