フォース・インディアは、2016年の目標に同じメルセデスのカスタマーであるウィリアムズを倒すことを掲げている。F1ブラジルGPで、フォース・インディアはチームの7年の歴史で最高成績となるコンストラクターズ選手権5位を確定させた。フォース・インディアは、以前に3度、6位でシーズンを終えているが、前身チームであるジョーダンは、1999年に3位、1998年に4位という成績を残している。
今年の結果により、来季はFOMから追加資金が保証される一方で、交渉を進めているアストンマーティンとの契約がまとまれば、さらに有益がサポートが得られることになる。「本物のステップアップがあったことを示している」とフォース・インディアの副チーム代表ボブ・ファーンリーはコメント。「我々のパワートレインは、おそらく業界一であり、そこにはまったく問題はないと思う」「シャシー面で、我々は純粋にトップ4、もしくはトップ5のマシンだ。トップ4への次の動きにはもう1ステップが必要だが、今の我々にはそれを成し遂げるための資産がある」「我々が目指さなければならないことは、ウィリアムズと戦うことだ。彼らは長年にわたる投資量によってもう少し徹底してはいるが、似たような資産、似たような資金をもつチームだ」「彼らとの差を縮めたいのは明らかだ。我々はシーズン後半にわたって彼らとの差を縮めたと思っている」ボブ・ファーンリーは、ドイツのトヨタの施設に風洞プログラムを切り替えたことが、今年のパフォーマンスの鍵だったと述べ、2017年の大幅な空力変更への準備を開始する前に、その移行を片付けておくことが重要だったと強調した。「ドイツでの空力プログラムを強化した結果だ」とボブ・ファーンリーは述べた。「今はそれが結果を届けているのがわかると思う」「我々にとって、昨年それができたのは非常に幸運だった。今年は2017年にやってくる新しいレギュレーションによって非常に難しくなるだろうからね。シーズン前半はちょうどいいタイミングだった」5位の確定は、シーズン最終戦の週末により多くの開発作業することも許す。「アブダビではより自由にできると思う。セッションでもう少し多くのテスト作業などをする余裕があると思う」「FP1とFP2セッションでテストをするときは、レースセットアップや予選セットアップに妥協を強いられる傾向がある」またアストンマーティンとの契約の状況に関しては「アストンにもっと良いパッケージを提供できるとは思わない。現在、決定は彼らの株主とフォース・インディアの株主の間にある」と述べた。