F1は、中国GPの復帰、日本GPの4月開催、一部レースの土曜開催など、F1カレンダーの大幅な変更を検討している。コルドバで開催されたFIA総会では、F1の将来について話し合われた。F1のオーナーであるリバティ・メディアは、すでにスプリントレースのフォーマットを変更し、特別なスプリント予選セッションを含めるなど、カレンダーの近代化を望んでいる。
ここ数日、FIA総会ではバーレーンとサウジアラビアで開催されるレースを、イスラム教のラマダン(断食月)の祝日を考慮し、日曜日ではなく土曜日に移動させる構想が議論された。現在、レースは日曜日に開催されている。イスラム教徒の断食月であるラマダンは通常3月から4月にかけて行われるため、レースは土曜日に開催される可能性がある。提案されている変更シーズンは、バーレーンで3月2日に開幕し、サウジアラビアで3月9日に続き、両レースは土曜日に開催される。議論されたもう一つのアイデアは、中国GPのカレンダー復帰だ。早ければ来年にも中国GPがF1カレンダーに復帰する可能性がある。また、すでに自民党の古屋圭司が明らかにしているように、日本GPが4月に変更され、中国GPと連続して開催される可能性がある。そのほうが輸送物流にとって合理的であり、環境にも良いだろう。2024年シーズンは、サウジアラビア後のアジアのレースが含まれる可能性があり、鈴鹿は4月7日に第4戦として開催され、4月21日に中国GPが開催される。モナコのような象徴的な場所でさえも、伝統的なレースの将来について多くのことが語られてきた。モンテカルロは今のところその座を維持しているようだが、ベルギーGPの今後は決まっておらず、オランダのザントフォールトと交互に開催される可能性がある。ステファノ・ドメニカリは、こうした変更がスポーツのルーツを軽視していることを否定し、「F1が歴史的なレースをリスペクトしていないと言っているのを聞くと笑ってしまう。その逆だ」とBeyond the Gridに語った。「確かに、歴史的レースが独自の個性を持つことは非常に重要だ」「我々が望んでいるのは、F1が成長しているこの素晴らしい瞬間を利用して、みんなが正しいことをするようにすることだ。世界が進化していることを理解することだ」