FIAの会長ジャン・トッド会長は、F1の新時代の幕開けを非難し、変更をもとめているチームを批判した。ジャン・トッドは、バーレーンで「2戦終わっただけで判断を下すのは、ジョージ・ルーカスやブラッド・ピットが、次の映画について映画を観にくるなとばかりに悪口を言っているようなものだ!」ジャン・トッドは、文句を言っているチームは、優勢なメルセデスに追いつくのに苦労しているので批判しているのではないかと語った。
「メルセデス、ルノー、フェラーリは、今年どのようなエンジンが必要になるかを5年前から知っていた。メルセデスが他の2社より良い仕事をしただけのことだ。それがモータースポーツというものだ」ジャン・トッドは、唯一有効な批判は、V6ターボのサウンドが静かなことだろうと述べた。「世間がサウンドが静かすぎると考えるのは理解できる。だからもう少し大きくする方法を検討する」F1は燃料流量規約を廃止するべきだという意見について、ジャン・トッドは「それがなくても構わないが、そうなると、エンジニアは年間に必要なエンジンは5基ではなく10基になると言っている」と述べた。ジャン・トッドは、フェラーリのかつての上司であるルカ・ディ・モンテゼーモロ会長に特に批判的だ。ルカ・ディ・モンテゼーモロは、新しい燃料制限がF1を“経済的な走行”に変えてしまったと批判している。ジャン・トッドは「ルカはまずエンジニアと話し合い、もっと情報をもらうべきだ。去年のV8エンジンのときも燃料を節約していた。燃料をセーブしなくてはならないという言葉を無線で何度聞いたことか」とコメント。反対論者が提案するもうひとつの規約変更は、エンジン凍結の緩和であるが、ジャン・トッドは「全員が同意しなければならない。だが、メルセデスがそれに同意するだろうか?」と述べた。
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