FIAは、2013年までにファンが段差ノーズに慣れてしまっていたとしても、F1マシンから段差ノーズをなくすることを推進していく。大半の2012年F1マシンに採用される段差ノーズは、ファンだけでなく内部関係者からも強い批判の声があがった。2011年末にも今年のマシンのルックスが良くない可能性があるとの議論がなされており、段差を隠すために義務的なカバーを導入することも検討されていた。
しかし、それを実施するにはレギュレーション変更が必要になるため、支持を得られなかったことでそのプランは消えた。2013年のF1レギュレーションを全チームの合意を必要とせずに変更するにはまだ時間があり、FIAの技術代表チャーリー・ホワイティングは、すぐにこの件について議論する予定だと述べた。「間違いなく議論されることになるだろう」とメルボルンでチャリー・ホワイティングは述べた。「2014年は規約が完全に異なるし、ノーズはずっと低くなるので、この問題は2014年にはなくなると想像している」「だが、(2013年のために)次にTWGが集まる際にもちろん議題にあげるつもりだ。誰もがもっとカッコいいマシンを見たいと思っている」チャーリー・ホワイティングは、人々がノーズにどれくらい広範囲に影響があるかを理解していれば、ノーズの変更をより激しく求めていただろうと述べた。「その時点で、マシンを設計する外部のデザイナーの非常に小さいグループの誰もが、マシンがこのようなルックスになるとはわからなかったのだと思う」「若干の段差があるとの指摘があったが、率直に言って、我々にとってはまわりを興奮させることは重要ではなかった」「状況を解決できることを願っているが、いずれによせ我々がそれをする頃には誰もが慣れていることだろう」関連:2012年F1マシン、なぜ段差ノーズがトレンドに?