フェラーリは、公式サイトに“the Horse Whisperer(跳ね馬のささやき)”と題したコラムを掲載。新チームを激しく攻撃した。フェラーリは、マックス・モズレー前会長がF1の低コスト化を掲げた際にも「F1フォーミュラGP3に改名すべきだ」批判的な立場をとっていた。今回のコラムでも、フェラーリは新規チームを奨励したFIAの方針を批判。自動車メーカー残留を説得した方がよかったと主張している。
「今年のチャンピオンシップに契約した、もしくは申請するよう誘いを受けた13チームのうち、遅れたチームはあったが、コースに姿を見せるという使命を心にとめていたのは11チームだけだ。数100kmしか走れていないところが、ペースを落としての走行だった」 救済が報じられたカンポスに対しては「気前のいいホワイトナイトから突然の現金注入を受けて利益を得た」とし、最終的には「忠誠な臣下」の役目を果たすことになるかもしれないと酷評USF1については、「13番目のチーム、USF1はノースカロライナのシャーロットに雲隠れした。アルゼンチン出身のロペスをはじめ、人々を落胆させた。ロペスはF1への道を見つけたと思ったのに、すべてゼロからやり直さなければならない。驚いたことに、すべては順調だと主張する傍若無人ぶりだ」と表現。ピーター・ウィンザーとケン・アンダーソン率いるチームに連絡を取る最適な方法は"尋ね人"に電話することかもしれないとアドバイス。フェラーリに対するスパイ行為でマクラーレンを解雇されたマイク・コフランが加入していることから、数名のスタッフからは「過去のスキャンダルのにおいがする」とも述べた。「この状況はFIA前会長が仕掛けた聖戦の産物だ」「その間に我々は、BMWとトヨタという2つのコンストラクターを失い、ルノーは名前しか残っていない。いったい価値のあることだったのか?」
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