フェラーリは、バルセロナに新しいホイールを持ち込んだ。前回のヘレステストで新たなホイールナットをテストしていたフェラーリだが、バルセロナにはさらにアップデートされたホイールを持ち込んだ。2010年のタイヤ交換のみのピットストップが3秒以内になると予想されているが、フェラーリは、さらにピットストップを短縮するためにホイールガンと統合した円錐形状のナットを設計している。
2010年のレギュレーションでは、ホイールカバーが禁止され、ホイールまたホイールナットに装置を物理的に取り付けてはならないとされているが、フェラーリが持ち込んだ新型ホイールは円形の内部リムがホイールと一体化されており、空力効果を狙っていると思われる。またフェラーリは今回、283の番号がついた新しいシャシーを持ちこんでいる。シャシー 281 がバレンシアでデビューした後、ヘレスでの 2 回目のテストセッションではシャシー 282 が使われた。これにより、シーズン開始時にフェラーリが使うことのできるマシンがすべて整ったことになる。