フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2021年の新型F1エンジンでもメルセデスを捕らえるのは難しいだろうと考えている。昨年の不正行為疑惑をきっかけにフェラーリのF1エンジンのパフォーマンスを低下しており、今季型のフェラーリのF1エンジンはパワー面で勢力図の最下位に転落した。
だが、今週、マッティア・ビノットは、2021年および2022年にむけて開発を進めている新型F1エンジンのダイナモテストの数値は“非常に有望”だと語っていた。「現在、我々は最高のエンジンではない。だが、来年は完全に新しいエンジンを手に入れることができる」とマッティア・ビノットは語った。マッティア・ビノットは、現在、F1ではダイナモでのテストが制限されていることで“創造的”に開発を進めなければならないものの、今のところ、開発には“非常に満足している”と語っている。この発言は、フェラーリが2020年の不振から完全に挽回できるかもしれないとの興奮を引き起こした。しかし、マッティア・ビノットは、その見通しを軽視する。「メルセデスに手が届くか? おそらくそれはあまりに大きな要求だと思う。そうするには40~50馬力のゲインが必要だからね」とマッティア・ビノットは語った。「だが、現在のホンダやルノーと同等になれれな、それ自体が目覚ましい前進と言えるだろう」「細部を除けば、2021年全体で1つのエンジン仕様しか許可されないことを留意する必要がある。ミスをする余地はない」
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