フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、2020F1マシンは今季のコンセプトの進化型になると語る。シーズン開幕時は困難なスタートを切ったフェラーリだが、最近の空力およびエンジンアップグレードにより、今ではSF90はメルセデスより速い週末が多くなっている。
「我々はクルマの弱点を理解することに多くの努力を注いできた」とマッティア・ビノットはコメント。「開発は常に行われていたし、シンガポールに改善をもたらしただけではない」だが、マッティア・ビノットは、フェラーリは今はもうほぼ2020年F1マシンに専念していると認める。フェラーリの今季マシンはドラッグがあまりに低すぎると考える人もいるが、マッティア・ビノットは、2020年F1マシンが今季とは大幅に異なるとの見方を否定した。「多くの人々が他よりも我々のフロントウイングをコピーしたと思う。来年のマシンは進化型になる」とマッティア・ビノットはコメント。「空気に効率的なクルマがあるのは良いことだと思っている。間違ったコンセプトだとは思わない。今シーズン、期待していたものをもたらせなかったことには他の理由がある」2019年のフェラーリのマシンで正解なのは明らかにエンジンだと言えるが、マッティア・ビノットは「我々のアドバンテージは皆さんが考えているほど大きくはない」と語る。「優れたスピードはあるが、クルマから来ているものでもある」