フェラーリのF1チーム代表マウリツィオ・アリバベーネが、フェラーリを離れ、イタリア・セリエAの強豪ユベントスのCEOに就任するとイタリアのメディアが報じられている。今年、フェラーリはグリッドで最強のマシンとの称号を得ながらも、ドライバーのミスや不可解な戦略によってタイトル獲得の可能性は薄れており、4年間チーム代表を務めてきたマウリツィオ・アリバベーネの手腕に疑問が抱かれている。
現在ユベントスのCEOを務めるジュゼッペ・マロッタは、10月25日をもって年間務めてきたCEOを退任することを発表している。フェラーリとユベントスには、フィアットを創業したアニェッリ家と投資持株会社エクソールを通じて自然な接点がある。マウリツィオ・アリバベーネは、熱狂的なサッカーファンとしても知られており、2012年からユベントスの取締役のメンバーであるとも伝えられている。また、アニェッリ家とも親交が深い。