フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、F1のエンジンメーカーはライバルのためにパワーユニットを開発する準備はできているが、そのコストは商業権所有者であるバーニー・エクレストン率いるFOMが負担するべきだと考えている。FIAが推進している独立メーカが生産する低コストエンジンの導入に反対するF1のエンジンメーカーは、今週金曜日までに代替案を提出することになっている。
だが、セルジオ・メルキオンネは、実際にはそのようなエンジンのコンセプトには反対しておらず、その役割を担うことにはオープンではあるが、FOMがその代金を負担するべきだと考えている。「メルセデスのところに行って『平行して、F1規約に準拠し、特定のコストがかかる異なるエンジンを開発するために、エンジニアのグループを我々にください』と話すならば、FOMはその金額を負担しなければならないと思う」とセルジオ・マルキオンネはコメント。「フェラーリは、パワーユニットを開発するプロジェクトに加わることはできる」「また我々はテクノロジーを共有することも検討するだろう。だが、我々が唯一であるべきではない」「開発責任はパワーユニットがある他チームと分担されるべきであり、もちろん、経済的に行われなければならない」F1エンジンメーカーは、カスタマーエンジンのコストを下げるよう依頼されているが、セルジオ・メルキオンネは、新しいエンジン形式を開発するために費やし、ビジネスモデルに関係のない支払いを自分たちに要求するのは“不適当”だと考えている。「フェラーリは、F1に多くのお金を費やしており、それはF1にあまり関係のないブランドに関する我々の多くの商業活動の発展に大きな影響を及ぼしている」「それはメルセデスにとっても効果だ。勝者はバーニーだけのように思える」「商業権を管理している人々は、彼らの責任を果たすべきだ」「我々も責任を持っているが、それは異なるものだ」「規約の変更の義務をフェラーリやメルセデスに負わせるのは完全に不適当だ」