フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、今年のF1ブラジルGPでのスチュワードは“馬鹿げており、不当”だと非難。F1の信憑性を徐々に蝕んでいくリスクがあると述べた。フェリペ・マッサは、フェラーリのラストレースとなったF1ブラジルGPで、4番手を走行中に4輪がピットエントリーの白線を不法に横切ったとしてドライブスルーペナルティを科せられた。
フェリペ・マッサは、それが違反なのであればやっていたのは自分だけではないと主張。また、チームメイトのフェルナンド・アロンソは3位を譲ってくれると言ってくれており、表彰台の可能性を失ったと述べた。また、フェリペ・マッサが7位でレースを終えたことで、フェラーリはコンストラクターズ選手権で6ポイト差でメルセデスに敗れて3位でシーズンを終えることになった。ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェリペ・マッサへのペナルティを激しく非難。また、周回遅れのバルテリ・ボッタスが、ルイス・ハミルトンを抜こうとして接触した際に、ハミルトンにペナルティが科せられたことも大きな懸念の一部だと付け加えた。「フェリペが4位に留まっていれば、我々はコンストラクターズ選手権で2位だっただろう」とルカ・ディ・モンテゼーモロはコメント。「ハミルトンのペナルティも不相応で不適切だったと思う」「時々、スチュワードとしてレースにやってくる紳士は、ちょっと馬鹿げており、時代遅れな決定をすることがある」「資金を投資するチームの作業、命を危険にさらしているドライバーにとって、我々が信憑性を維持できるように注意する必要があることだ」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、シーズン中にタイヤコンパウンドを変更するというF1の決定も批判した。「弁解を期待しているわけではないが、我々は特定のタイヤで機能するクルマを造った。我々は非常に競争力のあることを示していた」「その後、タイヤは変わり、我々にとって間違いなく不利で、他にとって有利であることが示された」
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