フェラーリは、F1日本GP決勝レースで、キミ・ライコネンが3位、フェリペ・マッサは8位でフィニッシュした。2番グリッドからスタートしたキミ・ライコネンは、1コーナーの混乱でコースオフしたが、その後、果敢な走行で順位をあげ、久し振りの表彰台となる3位を獲得した。フェリペ・マッサは、2周目でのハミルトンとの接触でドライブスルーペナルティを科せられ、後方でのレースを余儀なくされる。しかし、そこから徐々に順位をあげ、最終的にポイント圏内でフィニッシュ。貴重な1ポイントを獲得した。
レース後、セバスチャン・ブルデーに25秒加算ペナルティが科せられたことにより、マッサは順位をひとつあげ、2ポイントを獲得。ルイス・ハミルトンとのポイント差を5ポイント差まで縮めた。また、マクラーレン勢がノーポイントに終わったことで、フェラーリは再びコンストラクターズチャンピオンシップで首位に躍り出た。キミ・ライコネン (3位)「3位という結果で、これまでの乏しい結果を終わらせることができたけど、今日は勝てる方法があったので、少しがっかりしている。スタートはうまくいったけど、2台のマクラーレンが速すぎるスピードでブレーキングゾーンへと飛び込んできて、僕のターンインを妨げ、トラックの外へと追い出された。それで大きく順位を落とし、気づいたときには中盤にいた。それに加えて、マクラーレンの1台にヒットされたことで、クルマはあまり良くなかった。ステアリングが少し軽くなっていたし、他にもダメージがあったと思う。出来るだけベストを尽くしたけど、特に第2スティントで、僕は望んでいたほど速くはなかった。2回目のピットストップの前には、クビサに接近したけど、インラップで周回遅れのロズベルグの後ろになって、ピットストップで前に出ることができなかった。そのあと何度もロバートにアタックしたけど、彼はうまくポジションを守った。一瞬、ターン3でわずかに彼の前に出ることができたけど、僕は外側にいて、彼はラインを譲らなかったので、コースオフするしかなかった。その後は少しグレイニングが出てしまい、再び追いつくことはできなかった。いずれにせよ、チームのために重要なポイントを持ち帰ることができて満足しているよ」フェリペ・マッサ (8位)「トラック上でいろんなことが起こって変なレースだった。祭周帝に、最大のライバルがポイントを獲得できなかったことので、7位というのは災害ではなかった。スタートはうまくいって、アロンソとコバライネンをパスした。そのあと、ハミルトンが限界を超えたブレーキングして、気づいたら内側と外側のクルマに挟まれていて、ブレーキングをして、後ろに留まるしかなかった。そのあとのハミルトンとの勝負はハードだったけどフェアだったし、ドライブスルーは本当に僕のレースを不利にした。ハードタイヤを履いた後半は、クルマは速かったので、次のレースへ向けてとても励みになる。ブルデーとの事故については、何も言うことはないよ。僕は既にコーナーに進入していて、彼が後ろから僕にヒットして、スピンしてしまった。ウェバーとの勝負では、イン側にスペースがあったからそこを選んだ。彼が僕を壁へと押しやったように見えて、少し恐ろしく見えたかもしれないけど、コクピットからだとそうでもなかったよ。とにかく、レースにおいて非常に重要な瞬間だったし、トライしなければならなかった。次の2レースでは僕たちの全力を尽くすつもりだ。僕たちには素晴らしいポテンシャルがあるし、それを引き出せるようにすべてのことをしなければならない」