フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が、フェルナンド・アロンソを公に非難した理由を説明した。F1ハンガリーGP後、ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェルナンド・アロンソの誕生日にアロンソと話した際にチーム批判のコメントについて「耳をつまんだ」と述べていた。ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェルナンド・アロンソを非難したのは、アロンソがチームより自分を優先しており、不満を抱えているように感じたからだと述べた。
「アロンソは、ここ何年、本当に頑張っている。我々全員がもっと競争力があると期待していたシルバーストン後に出てきたものではあるが、彼の失望は理解できる」とルカ・ディ・モンテゼーモロはコメント。「ただ、いくつか好ましくない態度や言葉、感情的なことがあった。私は、ドライバーを含めた全員に対して、何よりもフェラーリが優先されること、チームにプライオリティがあることを思い出させようとした」 ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェルナンド・アロンソのフラストレーションには理解を示しつつも、「ドライバーは、やって来ては去っていくものだ」と述べた。「ファンのことを忘れてはならない。彼らは尊敬に値する。つ彼らは満足感を得る権利を持っているのだ」「我々はフェラーリのため、彼らファンのために働かなければならない。私の関心はフェラーリにある。そのことをはっきりさせておきたい」「素晴らしいドライバーも偉大なドライバーもいた。ただ、ドライバーはやって来ては去っていく。フェラーリはそのまま変わらない」 「フェルナンドは優秀なドライバーであり、彼のことは理解しているつもりだ。少し私に似ている部分もある」「彼は勝ちたいのだ。彼には勝ちも負けも一緒であることを覚えていてほしいだけ。その一部として、フェラーリは彼に前方2列からスタートできるようなマシンを与えなければならない。私だって自分たちのマシンに競争力がないのを見るのは我慢ならない。だからこそ、自分の部下に権力を乱用したくはなかったが、介入したのだ」関連:フェルナンド・アロンソの発言にフェラーリ会長が怒り