レッドブルF1育成の岩佐歩夢は、FIA F2選手権第9戦のスプリントレースで6位入賞を果たした。FIA-F2選手権第9戦が、フランス・ポール リカールサーキットで幕を開けた。 7月22日(金)に予選が行われ、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のドライバーとして参戦する岩佐歩夢は、2セット目のアタックでトップタイムをマークしたが、セッション終了直前に逆転され0.006秒差の2番手となった。
リバースグリッドとなるスプリントレースでは、岩佐歩夢は5列目9番手からのスタート。スプリントレースは午後6時、気温28℃、路面温度38℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートした。スタート後の位置取りでポジションを落とした岩佐歩夢は、1周目を10番手で終えた。その後、接近した隊列棒状でレースは進み、岩佐は10番手をキープしたままレースは中盤戦となる。9周目に後続でアクシデントが発生し、セーフティカーが導入される。13周目にレースは再開されるが、上位陣の順位は変動なくレースは終盤戦となった。17周目、ターン11で前車のインを突いて岩佐歩夢は9番手に浮上。そして最終ラップとなる21周目にもオーバーテイクを決め8番手にポジションを上げてチェッカーフラッグを受けた。追い抜きが難しいコースながら、岩佐歩夢はタイヤマネジメントを活かし終盤に順位を上げ、8位でフィニッシュ。レース後、上位陣を含む4車にタイムペナルティが科され、岩佐歩夢は6位に繰り上がり3ポイントを獲得。4戦連続でポイント獲得を果たした。「スタートは若干ホイールスピンさせてしまいあまりよくなく、その後の位置取りで先行されてしまいました。これはフィーチャーレースに向けての反省点です」と岩佐歩夢はコメント。「レース序盤から中盤にかけては、前に近づきすぎず、タイヤを痛めないように走った結果、終盤には前を抜くポテンシャルがあり、ポジションを上げることができました。隊列の中での走り方はうまくできたので、内容としてはよいレースだったと思います」「2番手スタートとなるフィーチャーレースではソフトタイヤのマネジメントが重要になるので、戦略も含めしっかり準備して臨みたいと思います」