F1チームは、提案された2021年F1マシンのルックスを心配しているようだ。F1ファンは、まだ確定していない2021年の新レギュレーションに基づいたF1マシンのレンダリング画像で示された“未来的”なルックスに概ね満足していた。だが、情報によると、リバティ・メディアとFIAは、F1チームに対して箝口令を敷いたとされ、10月への最終期限の延期を説明できる広範囲な懸念が残されているという。
ある情報筋は、最新の2021年F1マシンのコンセプトをまるで“大型のインディカー”のようだと Auto Motor und Sport にコメント。「とても20~25歳のグループをターゲットとしてアピールしていくものとは想像できない。当初の未来的なアプローチは消え去った」「コンピュターゲームのクルマの方が実際にはそれらのコンセプトよりも見栄えがいい」それ以外にも懸念はある。2021年F1マシンはさらに重量が増加し、ギアボックス設計は5年間凍結される計画だという。「ギアボックスに携わっている人々は何をしていればいいんだ?」と別の情報筋はコメント。「5年後には彼らが再び必要になるので解雇することはできない」加えて、冷却システムを含めた標準パーツ案は人気がなく、多くの人々はF1の基本的なDNAは薄れていくと懸念を抱いている。だが、F1のCEOを務めるチェイス・キャリーはその計画を支持している。「競争を改善することが重要であり、またF1に新しいチームをもたらす可能性も重要だ」とチェイス・キャリーは Servus TV に語った。