エステバン・オコンは、ハースがトヨタとのF1パートナーシップからいかに恩恵を受け続けているかを明かし、それがチームに「プッシュしていくモチベーション」を与えていると語った。ハースF1チームは約1年前に日本の自動車メーカーと「公式技術パートナーシップ」を発表し、トヨタのF1不在期間である15年に終止符を打った。
エンジンサプライヤーであるフェラーリと並んで、トヨタは専門知識、ノウハウ、リソースをハースに提供しており、旧型車テスト(TPC)プログラムでの支援も可能にしている。コンストラクターズ選手権では9位に沈んでいるものの、ハースは昨年(2024年)アルピーヌにわずかに及ばず6位を逃した際の58ポイントに対して、すでにその14ポイント差に迫っている。オコンとオリバー・ベアマンは今季からチームの新ドライバーラインナップを形成しており、両者は印象的な走りを見せてきた。ハースのTPCプログラムやチーム全体におけるトヨタの影響について尋ねられると、オコンはトヨタとその協力関係を称賛した。エステバン・オコンはハースにトヨタが与える「モチベーション」を明かした「ええ、僕たちも恩恵を受けている。例えば、シーズン開幕前にオリーと一緒にヘレスでテストする機会を得た」「シーズンが始まる前に。僕にとっては再びクルマに戻る時間を持つことが非常に重要だった。そして、バーレーンのテストに入る前に最後の細かい部分を把握するためにも役立った」オコンは、2026年の新しい技術規則の導入に向けて、トヨタが新しいシミュレーターをハースに提供する予定であることを示唆した。「これからさらにやってくることがある。例えばシミュレーターだ。でもそのほかのことについては、アヤオ(小松礼雄、ハースのチーム代表)に聞いてみるといいと思う」「でも、トヨタと提携できたのは本当に素晴らしいことだ。彼らは本当に素晴らしい人たちで、レースに対してとても情熱的だ。そして僕たちにとって、彼らと会うたびに笑顔をもらえる」「そして、そうやってブーストを与え、レースでプッシュしていこうというモチベーションをくれるブランドは多くはない。僕たちにとって、彼らは大きなパートナーであり、チームに多くのものをもたらしてくれている」
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