2025年F1 バーレーンGPのフリー走行2回目で11番手以下だったドライバーのコメント。5月17日(土)にイモラ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPの公式予選が行われた。大混戦となった予選セッションでは、赤旗によるタイミングの乱れや路面状況の変化が多くのドライバーに影響を与えた。
フェラーリ勢のQ2敗退やクラッシュに見舞われた角田裕毅、予選通過を逃したハース勢など、下位グリッドに沈んだドライバーたちもそれぞれに悔しさと希望をにじませながら予選を振り返った。11番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「こういうテクニカルなサーキットでは、すべてが完璧でなければならない。それが今日はできなかった。とても残念だし、自分たちだけでなく、ここまで来て熱心に応援してくれているティフォシにとっても悔しい結果だと思う。この悔しさを力に変えて、明日は全力を尽くしたい。今夜は一度リセットして、今の状況で可能な限りベストな結果を持ち帰れるように戦うつもりだ」12番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「今日は厳しい内容になった。クルマの感触自体は良かったけど、Q2の最後のラップではグリップが足りず、それが響いた。ここはオーバーテイクが本当に難しいサーキットだから、明日は簡単な展開にはならない。でも、チーム全体でベストを尽くして、今夜はあらゆる可能性を探っていくつもりだ。ティフォシにとっても大事な週末だし、今のパフォーマンスが望んでいたものではないのは理解している。だからこそ、明日はすべてを出し切って何ができるかを試していきたい」13番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「明日のレースをP13からスタートすることになってしまって、正直かなり悔しい。ソフトタイヤでのシングルラップでは、どうしてもすべてをうまくまとめることができなかった。タイヤのウインドウに入れるのが本当に難しくて、十分なグリップを得られなかったし、いいリズムにも乗れなかった。ここはオーバーテイクがとても難しいサーキットなので、このポジションからのスタートは厳しい。でも、プラクティスでのロングランペースには自信があるし、それを活かして少しでもポジションを上げたい。前のマシンに何かあれば、そこもチャンスに変えていく。トップ10圏外で終わるのは残念だけど、地元のファンの応援もすごく感じられたし、明日はもっと良い内容にしたい」14番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「またQ2に進めて本当にうれしい。ここまでの週末は正直かなり難しかった。全体的にはクリーンなセッションを重ねられたけど、マイアミとは違って、今日はQ2に進めるという確信はなかった。それでもすべてがうまくかみ合って、クルマの力を最大限引き出すことができた。集中して、しっかりとアタックできたのが良かったと思う。明日のレースでは、オーバーテイクが難しいことはわかっているから、戦略がカギになると思う。あとは前方で何か起きる可能性にも備えておきたい。どんな展開になっても全力で戦いたい」15番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)「今日は本当に難しい予選になってしまった。こうしてアルピーヌで初めて本格的に予選に臨んだけど、クルマの限界を試そうとしたところで、自分でも少し攻めすぎた。縁石をもっと積極的に使って、攻めた走りをしようと決めていたけど、結果的にそれが裏目に出て、リアを失ってしまった。チームには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。ガレージに大きな作業を課してしまったし、こんな形で週末をスタートするのは理想からは程遠い。ただ、全体として見れば、クルマにはQ3に進むだけのパフォーマンスはあったと感じている。以前よりもクルマとの一体感も得られてきているし、エンジニアとの連携もすごくうまくいっている。ラップを重ねるごとに学びが増えているし、明日のレースはまた新しい経験を積む機会になる。今日のことを切り替えて、少しでも多くのことを吸収したい」16番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「最後のラップを走れなかったのは本当に残念だった。赤旗の影響で予選が完全に狂ってしまった。1回目の走行ではアウトラップが理想的ではなく、まともなアタックにならなかったし、その後は再チャレンジのチャンスもなかった。こういうセッションは本当に厳しい。マシンを限界まで攻めていくなかで、ちょっとでも限界を超えれば代償がある。今日はそれが裕毅の身に起きたし、彼が無事で本当に良かった。このサーキットはものすごくスリリングで、走っていて心拍数が上がる。ドライバーとしてはすごく楽しい場所だが、レースになると話は別で、オーバーテイクが非常に難しい。普通の戦略では順位を上げにくいから、何かを仕掛ける必要がある。簡単なレースにはならないと思うが、少しでも前に出るために全力を尽くす」17番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「この週末はかなり厳しくて、なかなかリズムに乗れなかった。金曜も土曜もクルマとの一体感をなかなかつかめなかったし、イモラのようなオールドスクールのサーキットではそれが特に重要になってくる。このコースは楽しいけど、非常に速くてシビアだ。縁石をちょっとでも踏みすぎると、クルマが不安定になってタイムを失う。今日の最後のラップも、ターン17まではすごく良かったけど、そこですこしクルマが流れてワイドに出てしまった。明日のレースでは運も必要になると思う。このサーキットは狭くてオーバーテイクが難しいから、あらゆるチャンスを活かせるようにしておきたいし、展開が読めないレースになったときに備えておきたい」18番手:エステバン・オコン(ハース)「今週末は全体的にフラストレーションの溜まる内容だった。あらゆるシナリオに備えて準備もしてきたし、予選でもそこそこの結果が出せると思っていたけど、うまく噛み合わなかった。もっといろいろな面で最適化できたはずだし、週末全体を通してもっとスムーズでクリーンな流れに持ち込む必要があったと思う。そうすれば、Q3に戻ってポイントを争える位置で戦えるはずだから、そこを改善していきたい」19番手:オリバー・ベアマン(ハース)「自分としては予選はうまくいったと思っていたし、Q2進出に必要なタイムは出せていたはずなのに、なぜ進めなかったのか理解できていない。赤旗が出る前にチェッカーフラッグを受けたという認識だったし、チームもすべての映像を確認し...