2023年最後の公式テストとなるF1アブダビテストが11月28日(火)に最終戦F1アブダビGPの舞台となったヤス・マリーナ・サーキットで開催される。2023年のF1世界選手権の最終戦の余韻も覚めぬまま、F1チームはヤス・マリーナ・サーキットに残ってポストシーズンテストを実施する。テストは現地時間の午前9時(日本時間14時)から午後6時(23時)まで行われる。
各F1チームは2台の車を走らせる。1台は、有効なスーパーライセンスを持つ者が運転するピレリのタイヤテスト、もう1台はグランプリの出走回数が2回以下のヤングドライバーが走らせる。ピレリは2024年に新しいコンパンドを導入せず(C0は廃止)、ドライバーの移籍もないため(ローガン・サージェントの去就のみ未定)、今回のテストは来季にむけたデータ取りの機会になるだろう。ヤングドライバーテストでは、岩佐歩夢がアルファタウリでF1マシンで初走行を行う。2023年のFIA F2選手権をランキング4位で終えてスーパーライセンスを獲得した岩佐歩夢は、午後からピレリテストに参加する同じホンダドライバーの角田裕毅と同じサーキットで走ることになる。ウィリアムズは、フランコ・コラピントを走らせる。2023年のF3ランキングで4位となったコラピントはF2デビューからわずか数日後に、ヤス・マリーナ・サーキットでテストに参加する。コピラントは、アブダビのスプリントレースで19位でフィニッシュしたが、フィーチャーレースでリタイアした。彼はザック・オサリバンと運転業務を分担することになる。その他のチームは、2023年を通じてルーキーFP1セッションにすでに出場した若いドライバーを走らせることになる。アブダビグランプリでは9チームがルーキーFP1枠で若手ドライバーを走らせており、例えば、マクラーレンは、ヤス・マリーナ・サーキットでのFP1にインディカーのパト・オワードをマシンに乗せており、ポストシーズテストでもドライブする。オリバー・ベアマンもメキシコとアブダビのFP1でハースF1チームでドライブした後、ポストシーズンテストに参加する予定だ。ただし、彼はニコ・ヒュルケンベルグやケビン・マグヌッセンではなく、リザーブドライバーであるピエトロ・フィッティパルディと並んで運転することになる。 2023年 F1アブダビポストシーズンテスト 参加ドライバー チームピレリテストヤングドライバー アルファロメオ周冠宇テオ・プルシェール アルファタウリダニエル・リカルド角田裕毅 岩佐歩夢 アルピーヌエステバン・オコンジャック・ドゥーハン アストンマーティンフェルナンド・アロンソランス・ストロール フェリペ・ドルゴビッチ フェラーリカルロス・サインツシャルル・ルクレール ロバート・シュワルツマン ハースピエトロ・フィッティパルディオリバー・ベアマン マクラーレンオスカー・ピアストリパト・オワード メルセデスジョージ・ラッセルフレデリック・ベスティ レッドブルセルジオ・ペレスジェイク・デニス ウィリアムズアレックス・アルボンローガン・サージェント フランコ・コピラントザック・オサリバン