ジョージ・ラッセルは、F1が新たな市場で拡大する中で、持続可能なF1カレンダーがドライバーにとって重要であると説明した。ジョージ・ラッセルは、GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)のディレクターであり、仲間の何人かよりもF1を俯瞰して見ることができる。
2021年からは、アレックス・ブルツ会長やアナスタシア・ファウルとともに、重要な事柄についてドライバーの意見をまとめる役割を担っている。そのひとつが、来季から24戦に拡大される予定のカレンダーの流れである。2023年のスケジュールは、F1中国GPがキャンセルされるまでは24戦になる予定だった。F1中国GPはF1オーストラリアGPの後に開催される予定だったため、アルバート・パークでの開催はまたもや孤立した週末となった。中東、アメリカからヨーロッパへとジャンプして、カレンダーがどれほど持続可能かについて議論がなされてきた 」とラッセルは語る。「何年か後にはそれが改善されると思うん。多くのファンにとっては、あまり意味のないことだと思う」「特定のイベントでのレースでは気候の制約があり、ストリートサーキットではいつオープンにできるかという制約がある」「でも、オーストラリアは間違いなく中東のレースと連続する必要があると思う。ほぼ全員がレース前の土曜日か日曜日にここに飛んできたからね。メカニックやエンジニアも同様で、すでに3~4日分の時間を失っている」「だから、中東のレースと連戦にするのは理にかなっている」来年のオーストラリアGPは、ラマダン直前の3月3日にサウジアラビアで開幕するのに続き、第2戦となる予定だ。プレシーズンテストはバーレーンで行われ、翌週末にジェッダで開催される予定だ。バーレーンは、カタールやアブダビなど、この地域の他のレースと組み合わせて、カレンダーの後半に登場することが予想される。2024年のカレンダーが発表されるのは、夏休みが終わってからになると思われる。関連:F1、2024年のF1日本GPを3月最終週への移動を希望