2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。決勝の天候は雨。滑りやすい路面は終盤に向かって乾いていくが、決してスリックタイヤに交換できるまでには至らず、インターミディエイトをいかにうまく使えるかが鍵を握るレースとなった。
11位:エステバン・オコン(ルノー)「今日は難しいレースだった。スタートで2回ヒットして、そこで良いポイントを獲得できるチャンスは潰えた。満足できるスタートが切れたし、今年のベストだったかもしれない。ターン1で3番手か4番手にいた。その後、ルイス(ハミルトン)がダニエル(リカルド)に近づいて、リカルドが僕のリアにヒットしてスピンするという不運があった。ターン9でもヒットされてリアタイヤがパンクしてそこからはずっとリカバーするのが困難だった。ベストを尽くしたし、次のレースに気持ちを切り替えている。7回目のタイトルを獲得したルイスを祝福したい」12位:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)「今日は語るべきことはあまりないレースになった。自分のレースに徹して12位となったけど、これ以上にできることはあまりなかった。僕たちはポイントが獲得できず、レース中ずっと戦っていたのに成果が得られなかったことにはフラストレーションが溜まる。とても難しいレースだったけど、幸いにも一度のスピンのみであまりミスをしなかった。ドライバーにとってはこうしたコンディションで無事に完走できて気分がいいものだし、集中力を養うためのいいトレーニングになった。全体的に振り返ると、今週末ウエットでの僕たちのペースはあまりよくなく、マシンを作動領域に入れるのに苦しんでいた。何がよくなかったのかを見極め、そこから学んでいきたい」13位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「レースウイークを通じて僕たちはあまりよくなかった。昨日はウエットタイヤではパフォーマンスを発揮できず、今日も同じようにかなり苦戦することは分かっていた。金曜日のドライコンディションではすべてがよかったのでやや困惑したけど、ウエットやインターミディエイトになるととても遅くなってしまい、FP3や予選でもタイヤを適切に作動させられずに苦戦した。さらに、今日はペナルティーも受けた。次に同じコンディションとなった場合に備えて、今回なにが悪くて、もっとうまくやるには何が機能しなかったのかを理解する必要がある。すでにいくつか答えは見えているけど、僕らはもっといい仕事をすべきだったし、とてもがっかりしている。この週末は終わったわけだし、この先のレースに目を向けていく」14位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「長いレースだった。本当に長い一日だった。1周目以降、すべてがうまくいかなかった。誰なのかは分からないけど、1コーナーで僕の前の誰かがスピンして、避けていたところ、スピンしてしまった。そのあと、ターン9で接触があり、マシンはもはや同じではなくなってしまった。コース上に留まることに苦労していた。コース上に留まっていることができなかった。フロントウイングのパーツがなくなっていた。そこからはとにかく生き残ろうとしていただけだったし、楽しくはなかった。ルイスを祝福したい。彼はこのタイトルに完全にふさわしい。今年全体で彼は僕たちのなかでより優れたドライバーであり、僕たちのスポーツで7回目のタイトルを獲得することは非常に印象的な業績だ」15位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「決して楽しいレースではなかったけど、天気を見て少しは予想できていた。フルウエットのレースでははるかに良いスピードがあったと思ううけど、混在したコンディションは間違いなく僕たちに味方しなかった。タイヤを機能させることに苦労していたし、10周するとタイヤが劣化してしまい、良いリズムの乗るのが難しかった。少なくともワイバルに対してポイントを失うことはなかった」16位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「ピットレーンからスタートすることにした。ずっと意図していたことだ。グリッドに向かうラップ中にピットの入り口でフロントウイングをぶつけてしまったけど、ガレージのみんなが素晴らしい仕事をしてマシンを修理してくれた。レースの序盤はすごくトリッキーだったけど、11番手まで上がって本当に有望に思えた。マシンとタイヤの感触も良かった。その後タイヤがドロップオフしてしまい、ピットインしてもう1セットのインターミディエイトタイヤに履き替えたけど、それが機能しなかった。僕たちは誰もマシンを限界までプッシュすることができなかった。滑ってスライドするだけだった。素晴らしいサーキットなだけに今週末のレースがあまり面白くなかったのは残念だし、このサーキットでの走行を十分に堪能する機会を得られなかった。ルイスを心から祝福したい。彼は活躍し続けていて、僕たちが追い掛けるべき基準を設定してくれている」17位:ケビン・マグヌッセン(ハース)「レースは本当に順調だった。タイヤは本当にカーカスまで摩耗していたし、その段階に達したときの僕たちは本当に強かった。今日は自分たちでポイントを犠牲にしてしまった。ピットストップでタイヤがはまらなかったんだと思う。マシンを止めて引き戻されなければならなかった。それによって2周を失ってそれで終わりだった。マシンのスピードは本当に良かったので、ポイントのチャンスを逃したのはとても悲しい」DNF:ロマン・グロージャン(ハース)「予想されていたようにトリッキーなレースだった。とても滑りやすかった。週末を通してタイヤの温度を上げるのに苦労した。マシンを快適に感じられなかったし、少なくとも思い通りにはプッシュすることができなかった。レースでは良くなるときもあれば、そうでないときもあった。ニコラス(ラティフィ)が衝突してきて、フロアに大きなダメージを負った。その後、すぐにマシンをリタイアさせた。僕たちは最初からこのようなコンディションで苦労していたし、厳しいレースになることは分かっていた。混在したコンディションになれば、何かできたかもしれないけど、純粋なウエットレースではもっと厳しかった」DNF:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「ロマン・グロージャンと接触して、マシンにダメージを負って、リタイアすることになった。周回遅れにされるところだったんだけど、ミラーがかなり汚れていた、...
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