2019年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPの予選が7月27日(土)にホッケンハイム・リンクで行われた。ポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン。フリー走行、そして、予選Q1まではおとなしかったハミルトンだが、Q2から本領を発揮。唯一の1分11秒台となる1分11秒767を叩き出し、今シーズン4回目、通算87回目のポールポジションを獲得した。
2番グリッドは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが獲得。ハミルトンから0.346秒差となる1分12秒113をマークし、ホンダF1に2006年以来となるフロントローをもたらした。1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「僕たちみんなにとって本当に特別なレースなので、ポールを獲得できてとてもうれしい。今週末はモータースポーツの125周年、メルセデスの200戦目を祝うために、チーム全体がドレスアップしていて本当にクールだ。ダイムラーの新CEOのオラ(ケレニウス)が来ているし、皆がいる週末に結果が出せることを願っている。今日フェラーリに起きたことは、このスポーツにとっても不運だった。本当にエキサイティングな予選になりそうだったからね。最終的にどれくらい僅差になったかはわからないけど、彼らはこの週末ずっと速かった。Q3の最初のラップには本当に満足できた。ターン8でほんの少しタイムを失っただけだった。ここではグリッドポジションが本当に重要だし、ポールからスタートできるのはうれしい。明日は前にとどまれるように頑張りたい」2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「このサーキットでフロントローを獲得できたことは、僕たちチームそしてホンダにとって大きな進歩となった。昨晩の作業でよりよいパフォーマンスを発揮できるよう改善することができ、最高の予選日となった。今朝のFP3とQ1で走行した際のマシンの感触はとてもよく満足して走ることができた。Q2ではモード設定に問題があったため、ミディアムタイヤでアタックできなかったことは残念だが、ピットですぐにセッティング修正を行うことができた。もちろん、本来であればポールポジション争いをするはずだったフェラーリの2台が、トラブルにより走れなかったことも大きかったとは思う。しかしフロントロー獲得のためには、どの瞬間もその場にいて最大限戦うことが必要だ。(スタート時のタイヤがソフトのため)明日の決勝はメルセデスとは違う作戦で戦う予定だ。計画とは異なるが十分に戦えると感じているので、スタートでソフトタイヤがどのように活かせるかがカギとなりそうだ。今日の予選は接戦で、決勝レースに強いマシンを準備できているのでチャンスはあると思う。明日の天候はまだ読めないが、雨が降ればレースはおもしろくなるかもしれない。明日の決勝レースですべてを発揮して戦えるよう挑む」3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「僕にとって今日は簡単な予選ではなかった。ターン2、6、8のブレーキングゾーンでの一貫性に苦戦していた。すべてヘビーブレーキングゾーンだ。とにかくブレーキング時に一貫した感触を得られなかったし、良いラップをまとめることがあまりできなかった。ベストなセッションではなかったのは確かだが、明日3番手からスタートするのは大惨事というわけでもない。フェラーリに起こったことは残念だけど、明日、彼らは速いと確信している。それに明日は雨の可能性もあるので確実に面白くなるだろう。まだ勝負が決まったわけではないし、レースを楽しみにしている」 4番手:ピエール・ガスリー(レッドブル)「今日の予選では納得のいくラップが何周か走行でき、4番グリッド獲得という結果に満足している。昨晩メカニックたちが遅くまでマシンの修復作業をしてくれたので、彼らに感謝するためにも、グリッド2列目獲得はとても喜ばしい結果となった。昨日のアクシデントはプッシュしすぎて限界を超えてしまったのが原因だった。このような出来事は起こってしまうことだが、今日持ち直すことができよかった。明日は雨の予報もあり、チャンスは多いにあると思う。僕にはまだ改善しなくてはならないことや、もっとうまくできたはずのこともあるけど、いい方向に向かっていると感じている。今からは明日へと気持ちを切り替え、決勝レースでとにかく先へ進むことに集中しなくてはならない。天気は予想がつかないものだが、雨が多く降る北フランス出身の僕にとっては慣れている環境だ。マックスのレースペースを見ていると、明日は期待できるのではないかと思うけど、昨年のレースのように最後まで何が起こるかわからない。チームが最大限にプッシュしてくれているおかげで大きく前進できているし、オーストリアでのマックスの優勝はさらにチームへの追い風になった。トップとの差はまだ少しあるけど、近づいてきているので、チームとして大いに改善できていると感じている」 5番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「予選5番手には満足しているけど、まだ予選だし、レースは明日だ。僕たちは他の人々の不幸から少し利益を得たけど、それでも僕たちは最終的に重要なときにラップをまとめなければならなかった。今日のクルマはかなりいい感じだったし、Q3ではもう少し速く走れたと思ている。4番手は手の届くところにあったかもしれない。でも、それがレースだ。昨日のレースペースから読み取るのはとても難しい。コンディションはだいぶ変わっていたし、明日も違ったものになる可能性があるからね。雨が降るかどうかを見極め、可能な限り天気を把握する必要がある。ビックチームとレースをするのは難しいだろう。今日の結果を受け入れ、明日は全力を尽くして結果を待ちたい」 6番手:ロマン・グロージャン(ハース)「昨日から今朝までケビン(マグヌッセン)は新しいパッケージにとても満足していたと思うし、ここではアップグレードについては良く理解できている。もちろん、予選では路面温度が少し上がったことで自分のクルマにより満足できていた。常にミッドフィールドのトップにいたいけど、今日は僕たちにはアルファロメオが強すぎた。ミッドフィールドは非常にタイトだし、エキサイティングだ、明日がどうなるかは誰にもわからないし、ベストを尽くするつもりだ。今年は予選セッションは良くても、その後は厳しいレースになることがあった。今回はそうならないことを願っているし、良いレースペースを維持できることを願っている。昨日は満足できたし、レースでは涼しい気温が助けになるはずだ」7番手:カルロ...
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