2019年のF1世界選手権 第3戦中国GPの予選が4月13日(土)に上海インターナショナルサーキットで行われ、バルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得。ルイス・ハミルトンも2番手に続き、メルセデスがフロントローを独占した。2列目にはフェラーリ、3列目にはレッドブル・ホンダ、4列目にはルノー、5列目にはハースとチーム別にきれいに分かれたグリッドとなった。
1番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「ポールを獲得できていい気分だ。明日は大接戦なると思うし、先頭からスタートできるのはいいことだ。ここまで僕たちにとって力強い週末になっているし、重要な最初のセッションでそれを継続できたことが良かった。結局のところ、予選が始まってしまえば、どれほど良い週末を過ごしていても関係なくなってしまうからね。重要なのは良いラップを走れるかどうかだけだ。今日はそれをやり遂げられたことに満足している。僕たちはまだストレートでフェラーリと比べて少し遅れていると思う。でも、コーナーでは彼らより強いかし、最終的にストレートで失ったよりも多く稼ぐことができた。明日はタイトなレースになるだろう。勝つためには強力なレースペースと正しい戦略が必要だ。ルイスもフェラーリ勢もプッシュしてくると確信しているので、リードを守るために良いスタートも必要だ。今週末、僕たちはずっと強いし、明日は仕事をやり遂げるためにはこのレベルのパフォーマンスを維持しなければいけない」 2番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「チームの素晴らしい仕事によってフロントローを独占できたことを本当に嬉しく思っている。バルテリは素晴らしい仕事をした。彼の方が少し速かったけど、僕もそれなりのラップができたので満足している。僕たちがどの位置になるかわからなかったけど、最終的にチームとして強力なパフォーマンスを示すことができた。今週末は予選までかなり苦戦していたし、バランスと格闘していたので、予選にむけて方向性には本当に満足している。少し遅かったけど、ないよりは遅い方がマシだ。明日は良いスタートを決められるように頑張る。タイヤマネジメントと戦略も重要だ。ここはオーバーテイクができないトラックではないし、面白いレースになるだろう。明日はチャンスがあると思っている。戦うことができるベストなポジションいれるよう頑張っていく」3番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「今日はもう少しうまくできたと思うけど、ライバルたちを倒してポールを獲得するには十分ではなかっただろう。もっと悪い結果になっていたかもしれないけど、完全に満足というわけではない。スタートは良かったけど、純粋なパフォーマンスという点でライバル方が一発のペースがあった。でも、明日のクルマはいいはずだし、56周を通してそれを示せることを願っている。長いレースだし、とてもタイトなレースになると思う。戦略を正しく選ぶことが重要だ。良いタイミングで良い判断をしなければならない。その上でどのような結果になるか見てみよう。どれほど多くの変数を考慮する必要があるのか、みんなが理解しているかは疑わしい。トップドライバーたちは全員ミディアムタイヤでスタートする。それが正しい選択かどうか見てみよう。何が起こるかわからない」4番手:シャルル・ルクレール (フェラーリ)「今日は自分に腹が立っている。最後のラップでミスしてしまった。あのようなことはすべきではなかった。3回のフリー走行ではセットアップ、マシンに対する自信、ドライビングにかなり苦戦していたので、全体としてはいくつかポジティブなことがあったと思う。でも、予選前に変更を施したら、そのおかげでドライブがしやすくなって期待していたラップタイムを刻めるようになった。そこは良かったけど、今日のクルマからすべてのポテンシャルを引き出せなかったことにはがっかりしている。最初のセッションからずっとそうだったし、ライバルがコンペティティブなのはわかっていた。昨日はロングランがまったくできなかったし、今朝も赤旗でできなかったので、明日のレースは予想していたよりもちょっと複雑になりそうだし、少し暗闇にいる感じだ。タフなレースになるだろうけど、できるだけプッシュするつもりだ。ライバルがかなり強いと思う」5番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「Q3最後の走行時には、周りのマシンもアタック待ちで並んでいたので、僕も前方にいたフェラーリのマシンの後ろにとどまっていた。予選最後のアタックへ向けて準備を整えているときには、他のマシンのためを思うと、コース上で追い抜くような真似はすべきでないと思っている。ただ、今回はアタックラップ直前というところで自分がそのようなことをされる立場になってしまい、最後のアタックをすることができなかった。結果5番手にはなったが、当然これには納得がいかないし、最後のアタックをするチャンスを失った。これは別の機会に他のドライバーにも起こりることだし、それによってそのドライバーが有利になることになるけど、3番手をかけて戦っている最中にこういうことが起きて、腹立たしい思いだ。Q3で最後のアタックができなければ、アタックに成功したライバルに上を行かれるのは当然だし、それが実際に起こった。もう起こってしまったことだし、どうしようもないけど、これによって明日のレースはさらに面白くなるだろう。僕たちのレースペースはいいし、優勝に届くほどかはまだ分からないけど、表彰台を目指して戦うことはできるはずだ」6番手:ピエール・ガスリー (レッドブル)「F1ドライバーは世界で最高の仕事なので、何も文句を言うことはできない(笑)。今日はとてもよかったと思う。まだマシンに苦しんでいるし、自分のドライビングに100%満足はできていないけど、6番手は今日望み得る中では最高の結果ではないだろうか。まだ改善すべき部分はあるけど、前戦よりもマシンの感触はよくなっている。課題も分かっているし、そのために僕がすべきことも理解できている。今日はトップ5とは異なり、ソフトタイヤを使う戦略で臨んだので、明日それがうまくいくことを願っている。ソフトタイヤのデグラデーションには苦しむと思うけど、ここでは何が起こるかわかりません。昨年はダニエル(リカルド)が予選6番手から優勝しているし、今日の予選でも最終アタック時に混乱が起きている。マックスはレースウイーク中ずっと速さがあるので、僕たちはレースに向けて集中していかなければ...
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