F1ドライバーの組合であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は、ジュール・ビアンキが亡くなったことを受け、安全性を改善し続けることがレース界に対する義務だと述べた。 ジュール・ビアンキは、ウェットコンディションに見舞われた2014年のF1日本GPの決勝レースで、マシンのコントロールを失って重機に衝突。頭部に重傷を負い、25歳という若さでこの世を去った。
現在のF1に導入されているバーチャルセーフティカーは事故以降にFIAが安全性を向上させるべく行った対策のひとつだが、FIAとGPDAは可能な限りF1を安全にできるようコミットしている。ジュール・ビアンキの訃報を受けてGPDAは声明を発表。F1の安全性の改善を誓った。「F1は今日、素晴らしい才能を持った優秀で最高の友人を亡くした。アイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーの死去から21年を経た今、我々はジュールを失った。コース上で発生したアクシデントの直接的な結果として命を落とした」 「こういう時は今なおもレースがどれほど危険なものであるかを残酷なまでに思い起こさせる。相当の改善にも関わらず、我々グランプリドライバー、はレース界、亡くなった人々、ジュール、彼の家族と友人たちに対して、絶対に安全性の改善に弱めないよう努めていく義務がある」 「ジュールのご家族とご友人の皆さまに心から哀悼の意を表する」 また、F1最高権威のバーニー・エクレストンは、ジュール・ビアンキが遭遇したような事故の再発は絶対に許されてはならないと主張した。 「ジュールのニュースを聞いて本当に悲しかった。非常に才能のあるドライバーであり、本当に素晴らしい人物が亡くしたことを寂しく思うことだろう」「もう二度とこのようなことを起こさせてはならない」関連:ジュール・ビアンキが永眠、享年25歳
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