トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、ホンダF1が大きな進歩を遂げたことは結果が証明していると語る。今年、トロロッソ・ホンダでF1復帰を果たしたダニール・クビアトは、雨で大波乱となったF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。雨で大波乱の展開となったF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。トロロッソにとって11年ぶり2度目、自身にとってもレッドブル時代の2016年の中国GP以来となる3度目の表彰台となった。
ダニール・クビアトは、ホッケンハイムでの表彰台は、ハンガリーで経験した初めての表彰台のときよりも人間的に丸くなった結果だと考えている。「あの頃にくらべると、精神的に少しタフなったと思う。いくつものレースウイークを過ごしながら、起きたことをすべて受け入れて、ハードワークを継続していくというのが、難しいこともあった。今は、一貫して物事に取り組めるようになってきた。仕事も、そのやり方も変わっていないけど、当時は少しだけ違いった」「当時、まだドライバーとしても、人間としても、自分自身を模索していたところだった。なにが正しいのか、なにが間違っているのか、分からないこともあったが、今ははっきりとしてきている。その感覚が、大いに役立つ」。結局のところ、それは小さなことだ。ドライブビングの才能だけではなく、いつ、どのように動くのが正しいのかを見極めて仕事をしていくかを考えることが大切だ。何にでも通じることだと思う」F1に復帰した今シーズンは、初めてホンダの一員として過ごすシーズンでもあるが、25歳のダニール・クビアトにとって、ホンダと一緒に仕事をし、そのメンタリティに触れることはいいことだと語る。「とても楽しんでいるよ。みんな一生懸命に仕事をするし、常にいいアイデアを持ち合わせている。現場のエンジニアは話しやすい人たちで、いつも気軽に彼らのもとを訪れている。ここ数年でホンダは大きな進歩を遂げたことは結果が証明しているし、これからもそうであってほしいね」F1ハンガリーでのレースを終えて、F1も夏休みに入った。だが、F1ドイツGPでの表彰台は前日にダニール・クビアトには第1子が誕生しており、「休み」という言葉はひょっとしたら正確ではないのかもしれない。「(休みじゃないかもというのは)本当だよね(笑)でも、家族と過ごす間も、学ぶべきことはたくさんあると思る。今後どうなるかは分からないけど、ガールフレンドのケリーとともに、いい両親になれると思っている。子育てを楽しむことができればいいなと思っている。そして、もうちょっと睡眠が取れるといいかな(笑)」