シャルル・ルクレールは、F1ハンガリーGPでハードタイヤを使用したことがレースの“ターニングポイント”とし、なぜフェラーリが自分にそのタイヤを装着させたのか理解できないと認めた。シャルル・ルクレールは、第2スティントのミディアムコンパウンドでわずか17周を終えた後、39周目の終わりにトップからピットインしてハードコンパンドに交換した。
ハードコンパウンドで1ストップを目指していたアルピーヌF1のエステバン・オコンとフェルナンド・アロンソが苦労している様子を見ていたはずだが、フェラーリはシャルル・ルクレールが70周の残りのレースを走り切ることを期待した。だが、この決定は、ミディアムでのミドルスティントを延長し、最後のスティントでソフトに切り替えることを望んでいたシャルル・ルクレールの希望に反するものだった。代わりに、シャルル・ルクレールもハードで苦戦し、再びソフトに交換するためにピットインを余儀なくされ、6位フィニッシュとなった。シャルル・ルクレールは、その戦略に反対したにも関わらず、フェラーリがなぜ彼をハードのために早期にピットインさせたのか理解できなかったと語った。「ミディアムでスタートしたのは正しい選択だったと思う。ハードでストップしたときがレースのターニングポイントだったと思う」とシャルル・ルクレールは語った。「第1スティントはストップするのに適切なタイミングだったし、そこでは正しい選択をした。でも、第2スティントをなぜ短くしたのかは正確には分からない」「ミディアムをできるだけ長く走り続けたいことを明確にしたけど、非常に早い段階でハードに交換するためにピットインした。その理由を理解する必要がある」「ハードはとにかくとても難しかったので、かなり早い段階でピットインしなければならなかった」シャルル・ルクレールは、フェラーリがマックス・フェルスタッペンの2回目のピットストップに反応して、彼を早めにピットインさせたのではないかと疑っているが、反応するべきではなく、代わりに最適な戦略に従うべきだったと語る。「あれは我々にプレッシャーをかけるための彼の判断だったと確信しているけど、おそらくそれに反応するべきではなかったと思う」とシャルル・ルクレールは説明した。「なぜなら、それは私たちにとって雪だるま式の効果であり、僕たちがすべきことよりもはるかに多くのものを失ったからだ」今回のような戦略ミスの多発により、シャルル・ルクレールは、F1ハンガリーGPを終えてランキング首位のマックス・フェルスタッペンから80ポイント差をつけられて夏休みに入ることになった。最近のフェラーリの失敗がタイトルへの希望にとって何を意味するかと質問されたシャルル・ルクレールは、チームは間違いを整理するまで、チャンピオンシップについて考えることすらできないと語った。「正直に言うと、チャンピオンシップについて考える前に、チームとして改善するために何をする必要があるかを理解する必要がある。そうしないと、本当に難しいことになる」とシャルル・ルクレールは認めた。「もちろん、このようなレースはフラストレーションがたまるものでであり、全体として改善する必要がある。信頼性やミスなど、常に何かが起こっているように感じる」「週末をもっとうまくまとめる必要がある。とりあえず、リセットするために数日を使用するつもりだけど、もっと良くなるために何ができるかを分析し、理解することも重要だ。それが非常に重要だ」