シャルル・ルクレールは、F1から引退したキミ・ライコネンからカーナンバー7を引き継ぐことを望んでいるとの噂が浮上。だが、それが実現する可能性は低い。2018年にザウバーでF1デビューを果たしたシャルル・ルクレールは、パーマネントナンバーに16番を選んだ。これはジュニアカテゴリーで使用していた7番が空いていなかったためだ。
カーナンバー7の権利を保有していたのはキミ・ライコネンだったが、今季限りでF1から引退したため、シャルル・ルクレールは再びカーナンバー7を使用することを検討しているとAutosprintは伝えている。しかし、F1レギュレーションでは、ドライバーはF1キャリアを通して選択したカーナンバーを継続しなければならないと定められており、シャルル・ルクレールにそのオプションはない。唯一の例外はドライバーがF1ワールドチャンピオンになったときだ。今年、タイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンは、2021年にカーナンバー1でレースをすることが許可されている。ただし、2022年にタイトルを防衛できなかった場合は、次のチャンピオンにカーナンバー1の権利が引き継がれ、フェルスタッペンはカーナンバー33に戻る。キミ・ライコネンのカーナンバー7の権利は2年間プロテクトされるが、次に7番を獲得できるのはF1に参入する新しいドライバーとなる。だが、シャルル・ルクレールとFIA(国際自動車連盟)との議論次第では、今後数年で特別な措置がとられる可能性もある。F1競技規則 9.2条2014年FIAフォーミュラ1世界選手権シーズンの開始に先立ち、ゼッケンが投票によってドライバーに恒久的に割り当てられ、その番号が当該ドライバーにより参加するすべてのフォーミュラ1世界選手権の競技会に、そのレース歴を通じて使用されなければならない。フォーミュラ1においては、ドライバーのF1レース歴は、選手権をまる2年間連続して不参加であった場合に終了したものと見なされる。新規のドライバーは、選手権開始時点あるいはシーズン中に、同様の方法にて恒久的な番号が割り当てられる」このゼッケン割り当て手順の唯一の例外として、現世界チャンピオンはゼッケン1番を使用する選択肢を有する。それまでに当該チャンピオンに割り当てられていた番号は留保され、その次の選手権で世界チャンピオンのタイトルを保持しない場合に使用される。
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