フェラーリのシャルル・ルクレールは、母国レースとなるF1モナコGPにスペシャルヘルメットを用意した。今季からフェラーリに加入したモナコ出身のシャルル・ルクレールは、開幕5戦を終えた段階でチームメイトのセバスチャン・ベッテルに7ポイント差となるドライバーズ選手権5位につけている。
母国レースとなるF1モナコGPでシャルル・ルクレールはスペシャルヘルメットを用意。向かって右側半分は父親が使用していたデザインがモチーフ。1980年代にF3でレースをしていたシャルル・ルクレールの父エルベは、ルクレールがF2に参戦していた201年のバクー大会の数日前に他界している。そして、左側は親友だったジュール・ビアンキのデザインがモチーフ。フェラーリの将来を有望視されていたジュール・ビアンキだったが、ウェットレースとなった2014年のF1日本GPの決勝でコースアウトし、作業していた重機と衝突。重い脳外傷を負ったジュールビアンキは翌年7月に25歳の若さでこの世を去った。 「ヘルメットの半分はビアンキで、もう半分は父親のデザインだ。彼ら二人がいなければ僕はここになかったと思う。このスペシャルな週末で全力を尽くすよ」とシャルル・ルクレールは語った。関連:2019年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール