2010年のF1エントリーを獲得したロータスF1チームのテクニカルディレクターのマイク・ガスコインは、2010年に新規参戦するF1チームのトップになることを目標に掲げた。新生ロータスF1チームは、来年の13番目のグリッドをBMWザウバーから勝ち取り、F1にロータスという歴史的な名前を復活させる。1年の後半でのFIAによるロータスの承認により、ロータスの2010年への準備は時間との戦いとなるが、マイク・ガスコインはまだ衝撃を与えることができると確信している。
「グリッドに着くことは大きな挑戦になるが、我々はシーズン中盤には間違いなく新チームのトップになりたいと考えている。そして、シーズン後半には全体のトップ10に食い込めることを期待している」マイク・ガスコインは、マレーシアから資金を確保するための何週間にもおよぶ努力が実り、マレーシアの自動車メーカーであるプロトンがロータスの名前をマーケティング面で推し進められる承認を得たことを大喜びしている。「素晴らしいニュースだ。私は1年近く外にいて、フラストレーションを感じていた。しかし、今はこんなに大きな挑戦がある。トニー・フェルナンデスがまとめあげたチームとマレーシア政府の支援によって、本当に大きなチャンスがある。我々はこのチームを長期的にトップレベルに持っていこうとしている」マイク・ガスコインは、今年初めにF1にロータスを復活させるというライトスピードの計画の一部だったが、7月に発表された13チームにリストにたどり着くことはできなかった。だが、その失敗に関わらず、ガスコインは計画に取り組み続けてきた。マレーシアの支援によりロータス計画を復活させ、現在はマシンを準備することに全力で取り組んでいる。「非常にタイトだ。我々は2月の第2週にシェイクダウンすることを目標にしている。ゼロからスタートすることを考えると、大量の仕事がある」「トニー・フェルナンデスとマレーシアの支援の良いことのひとつは、非常に資金があるということだ。我々にはフォンドテックとジャン・クロード・ミジェットによる非常に大きなエアロプログラムがあるし、我々はそれに期待している。シーズンの前半はきついだろうが、素晴らしいチャレンジだ」またガスコインは、ロータスの名前の復活と地元ノーフォークのファクトリーで仕事を行うことに特別な感情を抱いている。「我々はRTNファクトリーを拠点にする。私は道に沿って4マイルくらいの学校に通っていた」「私はノーフォークで生まれ育った。それについては少し感動している」「プロトンとマレーシアのタイアップは、マレーシアにとっても同じだ。F1に有名な名前の復活をもたらし、F1にとっても良いストーリーだ。我々は古いチーム・ロータスを装ってはいない。我々は新生ロータスF1チームだ」