フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは、アストンマーティンF1マシンに大幅な変更を加えた後、ピットレーンからブラジルのスプリントレースをスタートする。アロンソとストロールは、金曜日のスプリント予選でスピードに苦しみ、それぞれ16位と19位にとどまった。この結果を受け、週末の残りの時間でマシンのセットアップをさらに磨き上げるため、アストンマーティンは両車ともパルクフェルメ条件の下で変更を加えた。これは、ピットレーンからのスタートを意味する。
FIA(国際自動車連盟)の文書によると、アロンソとストロールのマシンのボディワーク仕様とサスペンションセットアップの両方が一夜のうちに変更されたという。予選最下位となったザウバーの周冠宇もサスペンションのセットアップが変更され、ピット出口ではアストンマーティンの2台の後ろに並ぶことになる。予選後、アロンソは24周のスプリントレースをプラクティスセッションとして扱い、グリッドポジションが低いことからレースは「無意味」だと語っていた。「ポイントを獲得できるマシンは8台だけなので、僕たちにとっては本当に意味のないレースだ」と2度のワールドチャンピオンは語った。「8位でも7位でも、獲得できるポイントは1ポイントか2ポイントだ。だから、金曜の夜と土曜に速く走っても、何も報われない」「僕たちにとっては、日曜日に集中するから、それが我々のスプリント週末の扱い方だ。土曜の午後までは少し役に立たない。そして、今回はそれも当てはまる」金曜日の唯一のプラクティスセッションに続くセットアップ実験も、アストンマーティンチームの予選が控えめだった理由のひとつだとアロンソは説明した。「予選ではペースがなかった。FP1の後、マシンのペースを犠牲にするかもしれないと分かっていた変更もいくつか行った。でも、土曜日よりも日曜日に集中しなければならなかったので、僕たちにとっては、スプリントはどちらかというとフリープラクティスだ」サンパウロGPのスプリントは、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスがフロンロー、2列目にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が並ぶ。F1サンパウロGP スプリント スターティンググリッド1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)2.ランド・ノリス(マクラーレン)3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)5.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)7.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)8.リアム・ローソン(RB)9.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)10.オリバー・ベアマン(ハース)11.ルイス・ハミルトン(メルセデス)12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)13.セルジオ・ペレス(レッドブル)14.フランコ・コラピント(ウィリアムズ)15.バルテリ・ボッタス(ザウバー)16.エステバン・オコン(アルピーヌ)17.角田裕毅(RB)PIT フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)PIT ランス・ストロール(アストンマーティン)PIT 周冠宇(ザウバー)