ブラウンGPのチーム代表ロス・ブラウンは、初日のジェンソン・バトンがBGP001でみせたペースは本物であると主張する。ブラウンGPは、将来が不透明だったため、ほとんど冬の間活動を休止していたにも関わらず、BGP001は初参加となったバルセロナテストで他チームのマシンと同等以上のパフォーマンスをみせた。ジェンソン・バトンは初日の午前中のセッションでトップに躍り出て、テスト終了時にブラウンGPを上回ったのは、BMWザウバー、フェラーリ、トヨタだけだった。
しかし、そのペースはブラウンGPがスポンサーの気をひくために燃料タンクを軽くしていただのではないかとの見方もあった。だが、ロス・ブラウンは、そのペースが本物であったと語る。「我々が搭載していた燃料量を知ったら、みんな驚くだろう」「エンジンパートナーであるメルセデスでさえ、信じないだろうね」チームは、ホンダF1時代の昨シーズン序盤からRA109として2009年マシンの開発を進めており、ホンダがF1撤退を発表する前からロス・ブラウンは力強い年になることを予測していた。「我々のシミュレーション値に基づいて、このマシンがヘレスとバルセロナでどれらけのラップタイムを出せるかは理論的にはわかっていた。競争相手のタイムを見て、彼らがそれ程速くなくて驚いている」テスト2日目はルーベンス・バリチェロがテストを担当し、前日のバトンのタイムをさらに上回り、全体で3番手となるタイムを記録している。大部分のチームは、今週のバルセロナでシーズン開幕前のテストプログラムを終了するが、ブラウンGPは来週もヘレスで3日間のテストを行う予定。
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