バルテリ・ボッタスは、2023年F1第18戦カタールGPの決勝を8位でフィニッシュ。極端に暑い環境でのレースを「出られないサウナ」と形容した。カタールの天候は異常に暑かったため、最高のパフォーマンスを達成するのは簡単ではなかった。34歳のボッタスによれば、気温のせいで今回のレースは彼のキャリアの中で最も厳しいレースだったと語った。
「今日はなんだか湿度が本当にひどかった。他のドライバーの多くが、こんなことは経験したことがないと言っていた。体が冷えないんだ。本当に出られないサウナに入っているような感じだった」とボッタスはレース後のViaplayのインタビューで語った。例えば、ランス・ストロールとローガン・サージャントがヘルメットの中で吐いてしまったことが、このひどい状況を物語っている。サージャントは最終的に棄権した。「マシン内の感覚で言えば、これだけの人数が完走できたのは奇跡だ」とボッタスと語った。しかし、高温多湿の天候はアルファロメオに適しており、チームメイトの周冠宇も9位でポイントに到達した。「僕らにとっては本当にいいレースだった。2台ともトップ10に入ったのだから、喜ぶべきことだ。とてもうれしいよ」とボッタスは語った。アルファロメオは6ポイントを獲得し、コンストラクターズ世界選手権でハースを抜いた。高温多湿なコンディションが今後も続くことを望むかと尋ねられたボッタスは「ノー」と笑った。ボッタスは、この好結果は高温多湿のコンディションよりも、マシンの新しいアップデートによるものが大きいと考えている。「 今はマシンを適切な高さにセッティングできているし、それを最大限に引き出せている」最後にドライバーがひど脱水症状から回復するまでどのくらい時間がかかるか尋ねられたボッタスは「5分」とまずニヤリと笑った。「おそらく2、3日は水分補給をすることになるだろうね」バルテリ・ボッタス「今日は我々にとって素晴らしい一日で、このような結果にとても満足している。気温も湿度も高く、過酷なコンディションでのレースだったけど、 僕たちにはポテンシャルがあることはわかっていた。クリーンな戦略と完璧なレースのおかげで、それを達成することができた。このダブルポイント獲得は、こことホームのヒンウィルの両方で、ここ数週間の懸命なアップグレード作業に対するチーム全員の大きな報酬だ。僕たちはこのパッケージからより多くのものを引き出し続けているし、今後のレースの励みになる。今日のポイント獲得で、コンストラクター・チャンピオンシップのポジションを8位まで上げることができた。さらに前進し、シーズン目標を達成するためにハードワークを続けていく」