メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、2021年F1カタールGPの決勝をリタイアで終えた。3グリッド降格ペナルティによって6番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたバルテリ・ボッタスは、スタートでポイント圏外まで順位を落とす。1ストップ戦略のバルテリ・ボッタスは、3番手まで順位を上げていた33周目にタイヤがパンク。マシンがダメージを負ったことでリタイアを選択した。
「当然、僕にとっては非常に期待外れな一日だったし、金曜日に非常に有望なスタートを切っていただけに、タフな週末の締めくくりとなった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「フォーメーションラップでタイヤの温度を上げるのに苦労したし、グリッドのダーティサイドだったので、スタートでグリップがなく、ホイールスピンしていただけだったし、ファーストラップはスケートをしているようだった」「そのあと、少しDRSトレインに引っかかってしまったけど、一旦ギャップが開くと、順位を上げることができたし、ペースも良く、そのスティントを長く走ることができた」「でも、その後なんのバイブレーションや警告もなく、突然パンクした。タイヤを限界までプッシュしていることは分かっていたけど、まだ良いグリップがあった。快適に感じていたので、ステイアウトすることが表彰台を獲得するためのベストショットだと感じていた」「ピットエントリーを過ぎた後の故障だったし、トラックで最も不運な場所だった。マシンはピットに戻るラップでダメージを負ったので、リタイアして走行距離を温存することがより安全だと感じた」