アストンマーティンF1チームは、2026年にアウディと提携することに「非常に興味を持っている」と認める。フォルクスワーゲン・グループの取締役会は、ポルシェとアウディのF1参入計画を承認。ポルシェに関しては、レッドブル・レーシングのエンジン部門と技術契約を結ぶと広く噂されている。
アウディに関しては、より本格的な計画となり、2019年にポルシェが開発していたエンジン設計をベースにした独自エンジンを製造し、コンストラクターズとしてF1チームを運用することを望んでいるとされている。アウディとの契約が噂されるチームのひとつとしてウィリアムズの名前が挙げられているが、チーム代表のヨースト・カピートは、フォルクスワーゲン・グループは、F1に確実に参入するという“実行”ボタンを押したわけではないと警告する。アストンマーティンのようにウィリアムズはアウディとの契約に興味があると質問されたヨースト・カピートは「それは我々にとっても同じだと思う」とコメント。 「しかし、取締役会がF1に参入することを決定したとは思っていない。彼らはそれを調査し続けることができると決めたにすぎない」しかし、フェラーリのF1チーム代表であるマッティア・ビノットは、フォルクスワーゲン・グループのF1参入の唯一の障害は2026年のエンジンルールの最終決定であり、これは「6月までに」行われるはずだと示唆した。「フォルクスワーゲングループにとっても重要であるだけでなく、これらの規制を定義することが我々にとっても重要だ」とマッティア・ビノットは語った。伝えられるところによると、アウディは6億5000万ユーロの取引でマクラーレンを大多数株式を取得しようとした、フォルクスワーゲン・グループがあまりにも多くの支配権を求めため、マクラーレンはそれを断ったとされている。しかし、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、アストンマーティンF1チームが多額の支出をしているにもかかわらず、アウディとの提携は、パフォーマンスをめぐる明らかな苦闘の中で、ローレンス・ストロールが利益を上げて「投資」を現金化する絶好の機会になると考えている。アストンマーティンF1チームの代表を務めるマイク・クラックは「自分たちの側に自動車メーカーがいないチームにとって、このような可能性は非常に魅力的だと思う」とイモラで語った。「だから、そのようなことに興味がないと言ったら、我々は嘘をついていることになると思う。私は話をすることに非常に興味を持っているのは確かだ」