アストンマーティンF1は、ニコ・ヒュルケンベルグを2021年の公式リザーブ兼開発ドライバーとして起用することを正式発表した。ドイツ出身のニコ・ヒュルケンベルグ(33歳)は、2012年から2016年のフォース・インディア時代にレースをしており、すでにチームとの豊富な経験がある。また、昨年は、レーシング・ポイントで、新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレス(F1イギリスGP/70周年記念GP)、ランス・ストロール(アイフェルGP)の代役を務めている。
2010年にウィリアムズでF1デビューを果たしたニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバー、ルノー、そして、フォース・インディアとレーシング・ポイントで176戦に出場している。ニコ・ヒュルケンベルグは「まず第一に、多くの通知期間があるなかで今回の契約にサインできたのは素晴らしいことだ。去年はマシンに飛び乗るまで準備するための時間はほとんどなかったからね!」とコメント。「キャリアの中で何度もドライブしてきたこのチームと再び仕事ができることを本当に嬉しく思う。もちろん、今年はセバスチャン(ベッテル)とランス(ストロール)が途切れることのないシーズンを楽しんでくれることを願っているけど、チームは僕がマシンに乗って素晴らしい仕事をすることを頼れることを知っているし、僕はそのチャレンジに挑む準備ができている」「シーズンを通してチームの成長を支援することも興味深いだろう。腕まくりをして素晴らしいラップタイムを引き出すことを本当に楽しみにしている」アストンマーティンF1のチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは「アストンマーティン・コグニザントF1チームのリザーブ兼開発ドライバーとして、ニコを公式の立場でチームに迎えることができてうれしく思う」とコメント。「このような困難な時期には、有能で経験豊富なリザーブドライバーの要件が特に重要だ。ニコは昨年、マシンに飛び乗ってすぐに素晴らしいパフォーマンスを発揮できることを証明した。準備と統合の余地が増えた今、素晴らしい仕事をすることニコを頼れることを我々は分かっている」