アストンマーティンF1のチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは、2021年のF1世界選手権でアイコン・ブランドを代表して戦えることを誇りに思うと語った。レーシング・ポイントF1チームは、2021年からブランドを切り替え、ソーシャルメディアとオフィシャルサイトをピンクからブリティッシュグリーンのアストンマーティンF1に置き換えた。
「我々は、F1世界選手権に参戦するために、約1年をかけて準備をしてきた。アストンマーティンF1チームの新しいチーム体制を発表して、皆の反応を見ることを今から楽しみにしている」とオトマー・サフナウアーはコメント。「アストンマーティンのようなアイコン・ブランドを代表して戦うことができるのは、すべてのチーム・メンバーにとって大変光栄なことだ。我々のチームは、体重以上のパンチを繰り出せるボクサーのように高い評価を得ているので、新しいシーズンでは、初戦から大きな存在感を発揮できると確信している」「これは新しい旅の始まりであり、これまで以上のパフォーマンスを発揮するという固い決意の下、チーム一丸となって戦うための大きなエネルギーを感じている。我々は、モータースポーツの世界で最もクリエイティブな精神、真のレーサーとしてのメンタリティを備え、何年にもわたって培ってきた高いモチベーションにより、エキサイティングな未来を切り開いていく」スポーツカーレースで大きな成功を収めてきたアストンマーティンだが、F1での成功は一握りだ。1960年にシルバーストンで開催されたF1イギリスGPでロイ・サルヴァドーリ、モーリス・トランティニアンが参戦したのが最後となっている。アストンマーティンF1チームは、2月に2021年のF1マシンのカラーリングを発表する。発表会には、F1世界選手権で4回のチャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルと複数の表彰台を獲得したランス・ストロールも登場する。アストンマーティンのエグゼクティブチェアマンを務めるローレンス・ストロールは「F1は絶大な影響力を誇るモータースポーツであり、この選手権に参戦することは、アストンマーティンの企業戦略全体において重要な役割を果たし、会社をさらに前進させるものだ」とコメント。「数多くのファンを持つグローバルなモータースポーツに参戦することで、アストンマーティン・ブランドの認知度と好感度を世界中で高めることができると確信している」「アストンマーティンは、ル・マン24時間レースをはじめとして、トップレベルの国際的なモータースポーツですでに大きな成果を収めている。そして今回、アストンマーティンの歴史に新たな章が書き加えられることになる」「これは、アストンマーティン・ブランドのファンだけでなく、F1およびモータースポーツ・ファンにとって、非常にエキサイティングな出来事だ」レーシング・ポイントは、2017年のフォース・インディア時代からオーストリアの水道会社BWTをタイトルスポンサーに迎え、マシンは同社のブランドカラーである鮮やかなピンクのカラーリングを採用してきた。しかし、報道によると、アストンマーティンF1は、アメリカのIT大手のコグニザントとタイトルスポンサー契約について交渉中であり、2月に発表されるマシンは伝統のブリティッシュグリーンのマシンカラーリングが採用されるとされている。