アンドレッティは、F1グリッドの正式な確定を待っているにもかかわらず、さらに2つの重要なポジションを埋めたとSpeedcafeは伝えている。今月初め、Speedcafeはアンドレッティが元ルノーF1チームのテクニカルディレクター、ニック・チェスターと契約したことを明らかにした。
F1歴25年のベテランであるチェスターは、昨年9月にフォーミュラEのマクラーレンに参加する前は、メルセデスのフォーミュラE事業でテクニカルディレクターを2年間務めていた。さらに、アンドレッティはジョン・マクキリアムをチーフデザイナーに、ジョン・トムリンソンをエアロダイナミクスの責任者に起用したことも明らかになった。ジョン・マクキリアムは、1991年から2007年までの16年間、ジョーダン・グランプリでチーフデザイナーを務めた後、2009年に当時F1ニューカマーだったマルシャで同じ職務に就いており、さまざまなデザイン経験を積んでいる。60歳の彼は、2015年にはテクニカルディレクターに就任し、2016年シーズン終了後、チームの崩壊に伴いF1から退いた。マクキリアムは過去6年間をプロドライブ・コンポジットで過ごし、当初はチーフエンジニア、その後エンジニアリング・ディレクターを務めている。彼のLinkedInのページには、今月(3月)現在、「一流のモーターレーシングチーム」でチーフデザイナーを務めていると書かれている。ジョン・トムリンソンは、12月にエアロチーフとしてアンドレッティに入社し、LinkedInのページには同様の投稿がある。50歳のトムリンソンは、2000年から2002年にかけてジョーダンでマクキリアムとともにシニア・エアロダイナミシストとして働いた後、ルノーで10年あまり、ウィリアムズで5年の任期を務めた。最近では、メルセデスでフォーミュラEチームの空力責任者を務めた後、応用科学部門のリソースマネジャーを務めていた。アンドレッティは、2月に関心表明書を提出したばかりで、まだFIAからF1への挑戦の許可を得ていないが、業界の重要な人物を採用することで、その許可を得ることに賭けている。