F1アメリカGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。2024年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリのスプリントと予選が10月19日(土)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。今年からスプリントと予選の間でパルクフェルメが解除されて、セットアップを変更することができる。トップ10入りを逃した中にはそれが効果を発揮しかったドライバーもいるようだ。
角田裕毅はチームメイトのリアム・ローソンからトウで助けてもらったが、0.032秒差でQ3進出を逃した。11番手:角田裕毅(RB)「今日はよいチームワークで戦えた日でした。今朝のスプリントレースはタフで、接戦のバトルを楽しめました。しかし、残念ながらペースが足りなかったため、ダメージを最小限に抑えるべく必死に戦いました。ポイント獲得まであと少しのところまできていたのでチャンスはあったのですけど、結果的に順位を落としてしまい、とても悔しいです。午後の予選では、あと一歩のところで予選Q3に進出できず残念でしたけど、それでも明日のレースはよい位置からスタートできます。リアムがスリップストリームで手助けをしてくれたので、彼に感謝しています。スプリントレース後に大きく変更を行なったので、見直すべきデータがたくさんありますし、2台を比べた違いも検討する必要があります。この週末は今のところアップダウンが続いていますけど、今日のセッションで多くを得ることができ、今後につながることも学べました。明日はタフな決勝になりそうですけど、スタートでポジションを上げてポイント獲得を目指して戦います」12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)「スタートが悪く、さらにイン側からスタートしたことも影響して、2つポジションを下げてしまった。その後、レースでは(角田)裕毅の後ろでかなりの時間を費やしたので、タイヤを少し消耗してしまったけど、それでも最終的にはうまくいった。全体的には素晴らしいチームパフォーマンスだったと思う。3ポイントを獲得できて嬉しい。土曜日に獲得できて良かった。マシンは予選ではまずまずの感触だったけど、残念ながらQ2でのラップはうまくいかなかった。クリーンなラップではなく、2回ともターン1で不意をつかれてしまった。ターン1で滑り始めると、多くのタイムを失う厄介な場所だし、それがQ2で敗退した原因だ。パフォーマンスは十分にあると思うし、それが問題ではない。だから、非常に有望だし、明日はただクリーンに走って、いい仕事をするだけだ」13番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「今朝のスプリントレースでは、楽しく、いくつか良いオーバーテイクもあった。残念ながら、それ以上のペースはなかったけど、今週末は旧仕様の車を使っていることを考慮すれば、まずまずのレースだった。午後のレースでは、マシンは少し運転しにくかった。でも、ポジティブな面としては、今週末に持ち込まれたアップグレードが機能しているようで、この予選セッションで活かされたことが確認できた。僕のほうも、これまでよりも競争力のあるマシンで、13位でフィニッシュできたのは、僕の周りにいたマシンがアップグレードされていたことを考えると、前進したと言える。明日のレースでは、今日のスプリントレースで戦ったマシンのいくつかの前でスタートすることになるので、良いスタートと良い戦略を期待している」14番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「難しい予選セッションだった。今週末はマシンの調子が上がらず、苦労している。スプリントと予選の間にセットアップを少し変更したけど、それがマシンの全体的なペースにどのような影響を与えるのかは、明日にならないとわからない。ポイント獲得が目標だけど、ミッドフィールドが僅差なので難しいだろう」15番手:リアム・ローソン(RB)昨日から改善することができ、予選Q1はとてもよいペースで走れました。まずはQ1を突破し、Q2ではストレートのスリップストリームで(角田)裕毅のQ3進出の手助けを試みた。2周目はうまくいったように思えたけど十分ではなく、あと少しのところを逃してしまい残念だ。明日の決勝はDRSゾーンが長いにもかかわらずトリッキーなレースになりそうだ。なぜならDRSトレインが発生する場合は、ペース面で大きなアドバンテージが必要になるからだ。明日に向けてポジティブなことも多くあるし、レースではなにが起こるか分からないけど、ポイント獲得を目指すにはタフなレースになるだろう。強いマシンに乗れてとてもうれしいけど、その分今回のペナルティーがとても残念だ。でも、明日は引き続き最善を尽くして、今後の大会のためになるようなレースをしたいと思う」16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「もちろん、昨日の失敗から挽回しようとしていた。スプリントでは、ダウンフォースのレベルを変えてレースを行うための異なるセットアップを試す機会があったけど、あまり気に入らなかった。予選に向けて、いくつかの変更を維持しながら、元のセットアップの一部に戻した。予選に関しては、正直かなり驚いた。最大の課題は、僕がピットレーンから他のドライバーよりも1周ほど早く出てしまったことだ。僕がアタックラップを開始したときには、すでに9台ほど出ていた。僕はほとんどのコーナーでマシンを追い越していたけど、ここでは多くの汚れた空気が大きな違いを生む。マシンとのリズムが合わず、試した解決策も上手くいかなかったので、何が問題なのかをさらに深く掘り下げて調べる必要がある。明日は戦略を練り、最善を尽くしたい」17番手:フランコ・コラピント(ウィリアムズ)「チームにとって厳しい予選セッションだった。予選用にマシンを変更したのが裏目に出たのかもしれない。もっとうまくいくと思っていたが、高速コーナーでバウンシングがひどく、2回目のアタックラップでリアが激しく滑ってしまった。今日の原因を解明し、明日のレースに備えたい」18番手:バルテリ・ボッタス(ザウバー)「まず、予選に間に合うようにマシンを準備するために一生懸命働いてくれたメカニックたちに感謝したい。スプリントの最終周回でブレーキに問題が発生し、その修理にスタッフが忙しくしていたので、予選に参加できただけでも成果だ。予選は難しかった。スプリントレースから学んだことを最大限に活かすよう努力した。いくつかのポジティブなセットアップ変更を行い、シングルラップのパフォーマンスという点で競争相手に近づいたように思える。これらのセットアップの改善...