スクーデリア・アルファタウリは、バッソバイク(Basso Bikes)がオフィシャル・バイク・サプライヤーとしてチームに加わることを発表した。アルシド・バッソが率いるこの会社は、1977年からイタリアのヴィチェンツァで自転車を製造しており、今でも家族経営の会社。3兄弟のうちの1人、マリノ・バッソは、主要な自転車グランツールのステージレースで優勝し、1972年にはロードレース世界チャンピオンに輝いているなど、レースの血を受け継いでいる。
『Ride, Perfected』は、情熱的なサイクリストに最高のライディング体験を提供するという、バッソバイクの使命を示すモットー。F1マシンのように、軽量化とエアロダイナミクスを性能の重要な要素として、カーボンファイバー製コンポーネントを自社で製造するという、自動車と共通する哲学を持つバイクを製造している。バッソは現在、ロードレースだけでなく、グラベルやE-bikeなど、幅広い種類のバイクを提供している。バッソは、ドライバーの角田裕毅とニック・デ・フリースにフィットネストレーニングプログラムの一環としてレーシングバイクを提供し、チームスタッフには、ヨーロッパのレースカレンダーで、ロードバイクとグラベルEバイクを提供する。レーシングバイクは、AT04の外観をモチーフにした、目を引くカラーリングが特徴だ。スクーデリア・アルファタウリのマーケティング&コミュニケーション・ディレクターであるファビアン・ブラベッツは「バッソはイタリアの正統性を象徴するブランドです。パフォーマンス、力強さ、そしてエレガンスがバッソバイクの紛れもない特徴であり、1台1台が貴重な『Made in Italy』製品となっています。だからこそ、バッスはスクーデリア・アルファタウリにとって完璧なパートナーなのです。私たちは、F1パドックにおけるイタリアの伝統を代表する両メーカーのバッソをチームに迎えることができ、大変嬉しく思っています」バッソ・バイクのマーケティングマネージャーであるレオナルド・バッソは「メカニックとカーボンファイバーに囲まれて育ったテクノロジーとイノベーションの愛好家として、F1はエンジニアリング開発の最高峰であり、最大限の表現であると言えます」とコメント。「スクーデリア・アルファタウリの歴史は格調高く、セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツなど、F1のスターたちがここで才能を開花させてきたことは偶然ではありません」「アルファタウリから、私たちのバイクに対する熱意と好奇心を感じたことは、私にとって大きな驚きでした。イタリアの精神と信頼性、ビジョン、才能からなる文化的背景を共有する、見た目よりもずっと近い2つの世界です」「バッソ・バイクがF1チームとパートナーシップを結ぶのはこれが初めてです。スクーデリア・アルファタウリを選び、サーキットでの移動やドライバーのトレーニングプログラムをサポートしていることを誇りに思います」
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